
今回の書評は『やる気が出なくて仕事が嫌になったときに読む本 菊入みゆき著』だ。
本書はタイトルの通り、仕事が嫌と思ったときにオススメの本だ。
本書では数々のチェックリストをもちいて、自己分析をすることで自分に合った対処を見つけることができる。
仕事が嫌になっても辞める前に是非読んでほしい本だ。
仕事に行くのが憂鬱

今日は 、あなたにとってどのような日だろうか ? 1週間が始まる憂うつな月曜日 、 「まだ週の半分だ 」の水曜日 、あるいはやっと 1週間が終わり疲れ切った週末の夕方 … … 。そして今 、どんな気持ちでこの本を手にしているのだろう ? 「毎朝 、起きて会社に行くのがつらい 。こんな自分が情けない 」 「やらなきゃとは思うんだけど 。どうしてもやる気にならない 」
このようなことを日々感じている人に本書はオススメだ。
日曜日になると明日の仕事が気になる、月曜日になると仕事に行きたくなくなる、日々憂鬱、そんな人は多いのかもしれない。
またこういった人は誰かを責めることなく、自分を責めることが多い。
だから余計つらくなるのだ。
まずこういった思いは吐き出したほうがいい。
誰かに聞いてもらってもいいし、手帳に書き殴るのでもいいし、ツイッターに書き込むのでもいい。
とにかく一度自分の中から出して、それを客観的にながめることで心を軽くすることが必要だ。
出してしまえば、そこまで悩むことでもなかったな、と冷静になれることは殊の外多いものだ。
やる気のもとはたくさん持つと良い

やる気のもとが少ない状態は 、いわば 1本足 、 2本足の椅子のようなものです 。 1つ 2つのことがらだけに 、やる気が支えられているので 、不安定なのです 。 1 0本足 、 2 0本足のタコのようなやる気が 、安定型のモチベ ーションといえます 。
やる気のもとは多ければ多いほうがいいとのこと。
例えばやる気のもとがひとつしかなければ、それがなくなった場合、やる気を失うことになってしまう。
しかしやる気のもとをいくつも持っているなら、ひとつなくなっても他からやる気を得れば問題ないということだ。
家族、子ども、恋人、趣味、特技、友達、仲間、仕事、副業、遊び、やる気のもとを複数持つことは簡単だ。
まずは自分のやる気のもととなれるものはいくつあるかリストアップしてみよう。
そしてやる気が持続するよう、そのやる気のもとを上手に使おう。
モチベーションが落ちたから、友達と遊ぼうと思ったけど予定が合わないから、今日はひとりで趣味に没頭しよう、など。
こういった切り替えがうまくできればやる気が底をついてしまうことは少ないはずだ。
是非試してみてほしい。
やる気をなくさないためには依存すること
「依存 」するべき場面で 「依存 」していますか ?自分でやったほうが早い 、人の手をわずらわすのは申しわけないと考えてしまい 、自分で何もかも引き受けていませんか 。 1人でできてしまう能力を持っているものだから 、ついがんばってしまうことになりがちです 。でもだからこそ 、ときには 「依存 」することが大切です 。
「依存」というと悪いことのようにとらえられるが、言い方を変えれば「頼る」ということだ。
潰れてしまう人の多くは自分に責任を感じ、人に「依存」することができずに、どうにも立ちかなくなって、自分が先に壊れてしまうのだ。
誰かに助けを求めることが苦手は人もいるだろう。
そういう人は仕事を多く抱えて自分ではどうにもならない状況まで一度追い込んでみるのも手かもしれない。
そうなった場合、誰かに助けを求めざるを得なくなる。
そうして誰かの手を借りたときに思うはずだ。
もっと早くこうすればよかった、と。
やる気が出なくて仕事が嫌になったときに読む本、おわりに
最後に、英語でのある言い回しを引用して締めるとしよう。
E v e r y o n e h a s a g u a r d i a n a n g e l o v e r h i s s h o u l d e r .
誰の肩にも 、その人の守護天使が乗っている 。
