【書評】常套句から書き始めるな!『10倍速く書ける超スピード文章術 上阪徹著』を読んだ感想。

「超スピード文章術」を書評するパンダ
 
パンダ
文章を速く書ける? 20年間毎日、コラムを書き続けることができる?
この本はこんな人にオススメ
・書いている時間がツラい人。
・最初の1行がすぐに出てこない人。
・しゃべって伝えるならできるけど文章だと……な人。
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形容詞の中身を具体的に書く

形容詞はその多くが、書き手が経験したことを通して抱いた「感情」や「感動」です。しかし、文章の読み手は、書き手と同じ経験をすることはできません。形容詞だけを書いても、何に感動したのかが伝わらないのです。本来、書かなくてはいけないことは、「何が楽しかったのか」「何がうれしかったのか」「何がおもしろかったのか」の理由です。つまり、素材なのです。

「楽しかった」「うれしかった」「おもしろかった」だけ書くと、小学生の作文みたいになる。

子どものうちはこれでもいいかもしれないが、大人になって社会に出たとき、もしくは大人になって引きこもってSNSをやるにしても、簡単な形容詞だけ書いた文章では誰も見てくれないだろう。

なかには子どもでも大人顔負けの文章を書く子も稀にいたりするが。

〇〇ちゃんと何をして楽しかった、ではなく、〇〇ちゃんと何をしてこんなことが起きたから楽しかった、としなければならない。

表面的な部分だけをとらえるのではなく、その中身を注意深く観察する力が必要とされるのだ。

完璧主義がスピードを落とす

最初から完璧な文章を書こうとすると、「この表現はもっと適切なものがありそう」「この素材はやっぱりこっちに置いた方がよさそうだ」などと、書きながら何度も止まることになります。この「迷い」が、書くスピードをガクンと落とすのです。

筆者は、推敲することを前提にまずは書ききることが大事と書いている。

これは私も仕事での文章作成や、ブログを書くときにも感じることだが、一気に書いてしまった方があとで推敲するとしてもトータルの時間はみじかくできる、ということ。

ちょっと書いては直しちょっと書いては直し、を繰り返していると相当な時間のロスとなる。

少しずつ直しながら書いた方がより良い文章をかける気がしますが、それは勘違いだ。

人間の脳はイメージをとらえてそれを文章にするので、途中でインターバルが入ると、そもそも最初は何を思ってこの文章を書いたのか、主旨を忘れたり主旨からズレたりしてしまうことがある。

特に勢いの必要な文章のときは、スピードを上げた方が良い文章が書ける気がする。これは私の個人的な感想であるが。

パンダ
「オラオラオラオラオラオラオラッ」「無駄無駄無駄無駄無駄無駄ッ」というセリフを、ゆ~っくり書いていたら、なんだかテンションあがらないよね?(なんか違うかな)

絶対に常套句から書き始めてはいけない

絶対に意識しなければならないのは「書き出し」です。読み始めてすぐに興味を持てなければ、そのあとに続く文章がいくら魅力的でも、意味がありません。「誰にでも絶対に最後まで読みきってもらえる文章」を定義することは難しくても、「書き出しがつまらない文章が最後まで読まれる可能性は低い」ことは、間違いないのです。

私は、小学生のときの作文はいつも「ぼくは」から始まっていた。そしてそこで数分止まるというのがお決まりのパターン。

今思えばただ単に、インプットが圧倒的に少なかっただんだろうな、と思う。少ないというかほぼなかったと言っていいかも。

やはり子どものうちからたくさんの本を読んでおくことはめちゃくちゃ重要。これを読んでいる小学生がいるとすれば、ここ本当に意識してほしい。

パンダ
ここ、テストに出るよ!

なぜ、「あの人」は20年間毎日コラムが書けるのか?

「ほぼ日刊イトイ新聞」の糸氏重里さんに取材したとき、印象深い話がありました。「ほぼ日」は手帳で有名で、糸井さんも「ほぼ日手帳」を使っているのですが、「手帳にはスケジュールは書いていない」と言います。この理由はシンプルで、糸井さんのスケジュールは、基本的に糸井さんの秘書が管理しているからです。では、糸井さんは「ほぼ日手帳」に何を書いているのか。
「その日その日の雑感だけを書いている」というのです。

コピーライターとして活躍している言葉のプロでさえも、毎日感じたことを書き残し、素材集めをしているということ。

糸井さんは20年間1日も休まずコラムを書き続けているそうだ。化け物だ。

これはもう仕事だからとか義務だとか、そういう観念のものではなく、もう完全に空気のように、呼吸するように、もはや身体の一部と言えるくらい、書くことが当たり前になっているのだろう。

そしてそれに伴う素材集めも当たり前。

言葉のプロがここまでやっているわけだから、いわゆる普通の人たちが良い文章を書くには相当の努力が必要ということだろう。

う~ん、先は遠い。

最後に

最後に文章構成のコツを引用して終わりにする。

何も知らない読者に向けた文章を書くときの王道5ステップ

1、読者の共感から入る

2、それは実は違うのではないかと、読者に疑義を与える

3、その疑義の裏付けを書く

4、加えて新たな発見で驚かせる

5、結論を伝える

10倍速く書ける 超スピード文章術

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上阪 徹
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パンダ
オイラも20年間書き続けるぞ。

【書評】ブログ初心者の教科書にすべきオススメ本!『武器としての書く技術 新しい㊙文章術 イケダハヤト著』を読んだ感想。

2018.06.01

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