【黄金対談】週刊少年ジャンプ50周年特別対談「鳥山明×井上雄彦」を読んだ感想。オラわくわくすっぞ。

【黄金対談】週刊少年ジャンプ50周年特別対談「鳥山明×井上雄彦」をレビューするPANDA
 
パンダ
この対談は、オラわくわくすっぞ。

週刊少年ジャンプは創刊から50周年ということでそれを記念して特別対談が実現した。

「鳥山明×井上雄彦」

この組み合わせをみてわくわくしない人ってこの世にいるのだろうか。

後世に引き継がれるくらい貴重な対談となったことは間違いない。

ふたりが対談するのはこれがはじめてとのこと。

では早速見ていこう。

鳥山明と井上雄彦はお互いのスゴさを意識していた

パンダ
ジャンプってアンケート至上主義だからな。

―絵や作品など当時のお互いのイメージをお伺いしたいんですが。井上先生は『ドラゴンボール』はもともとお好きなんですよね。
井上:そうです、そうです。僕の好きな漫画『ドラゴンボール』って書いてましたから。
鳥山:それは、光栄ですね…。
井上:『SLAMDUNK』を始めた時は『ドラゴンボール』は、僕の中では漫画の基準でした。つまり絶対与党(笑)。
―同時に連載されて、いかがでしたか!?
井上:めちゃめちゃ強かったんすよ、その、アンケート的に(笑)。担当から口を酸っぱく言われてたので、強烈な印象が残ってて。
―鳥山先生はもうぶっちぎりでトップを走り続けたイメージが…。
鳥山:いやいや、そんなことはないですよ!『ドラゴンボール』連載初期は鳥嶋さんから「十何位だよ!」って文句言われてました。
井上:そんな時代もあったんですか(笑)。

このときのジャンプって「ドラゴンボール」と「スラムダンク」が毎週読めたのだ。

他にも「幽遊白書」などたくさん人気作品があり、今考えると随分贅沢な週刊誌だった。

このときと今を比べてしまうと、漫画のラインナップ的にものたりなさを感じてしまうのは私だけだろうか。

でもこの当時は凄すぎたな。発行部数が600万部超えてたわけだから。

鳥山明と井上雄彦の絵のセンス

鳥山:井上先生の絵のセンスはねぇ、どんなに練習しても出来ないと思いますよ。デッサン力は勉強すれば身につくかもしれないけど、センスだけはどうしようもないところがあります。持って生まれたものに近いと思う。
井上:センスの塊の鳥山先生にそんな…。
鳥山:塊じゃない。全然塊じゃないから(笑)。
―さっきから、神々が謙遜しあってる……。

私の意見としては、やはりセンスは鳥山先生がスバ抜けていると思う。

もちろん井上先生もセンスの塊だが、どちらかというと秀才肌という感じ。

それに比べて鳥山先生天才肌である。

息をするように格闘シーンを描いている。

漫画だから白と黒しか使っていないのに、かめはめ波を打ったときのまぶしさは鳥山先生にしか表現できないものだ。

パンダ
まあどちらにしてもふたりとも神だけどね。

鳥山明と井上雄彦が気をつけていたこと

――おふたりの漫画を読んでいると、非常にコマ割りが読みやすいと思っていまして。そのあたりはなにか意識はされていましたか?
井上:コマ割りはもう鳥山先生が教科書です。わかりやすさというか、読む順番を間違えようがないですよね。迷わせちゃったらそれで終わりですから。
鳥山:意識はしてないですけど、ページを開いた時に、目を引くコマは入れるようにしてたかな…。あと、これ鳥嶋さんにもよく言われてたんですけど、「誰が何をやっているか。絶対にわかるように描け」って。だからロング(引きの絵)はほぼ必ず入れるようにしてました。キャラは小さくなりますが、悟空のチクチク頭とか、特徴で判別できるし。
井上:ちなみに天下一武道会の武舞台をマス目にしたことって、何か意識されました?
鳥山:あー、ある程度意識してたかなぁ。アシスタントに背景をお願いするだけで、位置関係やスピード感がわかるから、便利だと思った記憶はありますね。
井上:碁盤の目というだけで奥行きが生まれるから、いいなぁって。体育館の床の目って細長いので、アシスタントへの指示を間違うと、体育館が横向きになっちゃったりして…。
鳥山:ただあれマス目を描くのアシスタントの子が大変そうだったんで。早々に壊すようにしましたね。1人しかいないアシスタントが背景に時間をかけると僕の作業が先に終わり、僕が消しゴムかけをやる羽目になるんです。
(一同爆笑)

読みやすさも「ドラゴンボール」が圧倒的だ。格闘シーンの流れるような描き方は鳥山先生にしかできないだろう。

「ドラゴンボール」は、圧倒的な迫力。

「スラムダンク」は圧倒的なスピード感。

これがそれぞれの特徴だと私は思う。

それぞれのアニメを観たことがある人にはわかると思うが、「スラムダンク」で言えば、動いているはずのアニメよりも漫画のほうがスピード感がある、と言える。

「ドラゴンボール」で言えば、音や動きがあるはずのアニメよりも圧倒的な迫力がある、と言える。

これを観たとき私は、紙の上で表現することの凄さと無限の可能性を知ったのだった。

パンダ
アニメのドラゴンボール、どんだけ気を溜めんねん。
アニメのスラムダンク、どんだけドリブルすんねん。

黄金対談まとめ

最後に「新人作家へのひと言」というところで鳥山先生が言ったことを引用しよう。

鳥山:作品自体のレベルは上がってるのに、反比例して個性とかプライドが減っているような感じがしちゃうかな。「バカかこいつは」っていう作品に会いたい(笑)。

これは漫画だけでなく、普通に会社で働く我々にも通ずる部分があるかもしれない。

個性とかプライドはどっかにいっちゃってなんとなく働いている、そんな状態ではないだろうか?

最後に恒例のコレ貼っておこう。

パンダ
話は変わるけど、そろそろ「スラムダンク」の続編がはじまったりしないかなぁ。

ほらこんなツイートもあるし、みんな待っているんじゃないかな。

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