【テレビ】『カンブリア宮殿 いきなりステーキも参戦!緊急外食スペシャル レジェンドvs猛者』観た感想。社長の一瀬邦夫氏が登場。司会村上龍もするどく切り込み議論は白熱。

『カンブリア宮殿 いきなりステーキも参戦!緊急外食スペシャル レジェンドvs猛者』をレビューするPANDA
パンダ
最近のなかでいちばんおもしろい回でしたね。

今回はテレビ『カンブリア宮殿 いきなりステーキも参戦!緊急外食スペシャル レジェンドvs猛者』を観た感想を述べたいと思う。

カンブリア宮殿はテレビ東京の人気番組で、毎回様々な企業の社長を招いて事業展開の成功点失敗点などを語る経済番組である。

基本的にはうまくいっている企業の社長を呼ぶことが多いのだが、今回は違った。

「いきなり!ステーキ」は当初順調に店舗を増やし拡大していったが、ここにきて急降下している。

理由としては、似たような形態の店が増えたことによるものだろう。

ようは業態をパクられた、と言えるだろう。

しかし、今回この番組を観た限り、失敗の要因はそれだけではないと感じた。

いくつか発言を引用しながら紹介していこう。

いきなりステーキの業績が落ちた理由、外食産業が衰退する理由

今回はペッパーフードサービスの一瀬社長と、あのスカイラークの創業者で外食産業のレジェンドと呼ばれている横川氏も登場した。

現在外食産業が苦戦している理由について横川氏はこう言っている。

レストランの楽しさや面白さ、働く人々の面白さ、お客にとっての楽しさ、これが今は欠落している。
心がないビジネスばかりやっていたからデフレになった。
安く売ると儲からないのでいろいろなものを削って、最後に材料費も削ったり人件費も削ったりということがこの20~30年外食の中で起きてきた。

やはり思うのは客は飽きやすいということだと思う。

出たては物珍しさから多くの客が訪れたりするが、しばらくすると飽きが来る。店舗数が一気に増えれば増えるほどそうなる傾向にあると思う。

これがいきなりステーキの状態だろう。

ゆえに外食産業は同じことをずっとやっていくという状態では、生き残れないのだ。

もちろん変わらずにずっと続けていかなくてはならないものもあると思う。例えば味を守るとか、オペレーションを守るなど。

それでも客に飽きられないよう手を打つことは必ずしなければならない。

過去の栄光にすがった時点で負けなのだ。

これは外食だけでなくどの業種にも言えることだが。

今回の番組でおもしろかったのは、司会村上龍氏のぶっこんだ質問である。

ひとつ引用しよう。

いきなりステーキの業績が落ち込んだことに対してこう言った。

飽きられちゃったということはないですか?

これに対し一瀬氏は、僕の油断が原因だと思うと述べているが、なかなかイラっと来る質問ではあると思う。

またこんな質問もあった。

一瀬さんも、いきなりステーキに行列ができた時、ブームだったのに〝自分の実力〟だと勘違いした?

これには一瀬氏も「食文化は自分が変えたつもりでいた」と答えている。

普段は成功した会社の社長が出ることが多いため、村上氏がここまで切り込むことは少ない。

ゆえにこの回は神回と言っていいほど、見ごたえがあった。

最後に横井氏のスカイラークが衰退していった際の、競争の原理を語った言葉を引用して締めるとしよう。

店づくりも立地も、傘袋を作ったりお客が喜ぶことなら何でもやった。
売れてきて、株式が公開されていい値段がついてくると、今度は人間というのは、「お客のためにやろう」と言いながら店だけ作ってしまう。
そうすると価値づくりが止まるので3年たつと他社に追いつかれて崩れていく。

パンダ
これは真理ですね。
どんな仕事でも頭に入れておかなければならないことです。