
今回の書評は『背骨コンディショニング 一生痛みのないカラダをつくる 日野秀彦』だ。
本書はメジャーリーガーのダルビッシュ有投手もオススメしており、彼も実際に身体の不調に悩んでいたが、本書のおかげで改善したとのことだ。
日頃から、なんだか疲れがとれない、慢性的な痛みが続いている、などの症状がある人は一度本書を読んでストレッチに取り組んでみてはどうだろうか。
以下の症状にあてはまる人は要チェックである。
☑膝痛
☑頭痛・肩こり
☑自律神経失調症
☑四十肩・五十肩(肩関節炎)
☑坐骨神経痛
☑脊柱管狭窄症
☑背中の痛み
☑股関節痛
☑足のしびれ・足裏痛
☑手根管症候群・腱鞘炎・ばね指
☑内臓の不調
☑首肩の激痛・めまい・眼精疲労・突発性難聴・顎関節症
『背骨コンディショニング 一生痛みのないカラダをつくる 日野秀彦』がオススメの理由

仙骨は腰椎の下、身体のちょうど真ん中、骨盤の中心にあり寛骨にはさまれた逆三角形の骨で上半身と下半身をつなぐ唯一の骨です。
本書では背骨の歪み、特に「仙骨」について詳しく解説した本である。
「仙骨」は上半身と下半身をつなぐ唯一の骨だそうで、身体の上下左右の負担を支える大事な骨らしい。
解剖学上、「仙骨」は動かないとされているそうだが、調べてみるとズレている人が多くいるとのこと。
本書を読めば、骨や神経の重要性、自分の身体の歪みのチェック方法、背骨を矯正するための運動方法、などが一度に学べる有用な本である。
背骨コンディショニングでは、神経が引っ張られて伝導異常を起こしてさまざまな症状を起こすと考えています。
通常現代医学では、神経が圧迫されることによりさまざまな症状が出ると思われているが、著者は神経が引っ張られることが原因だと考えている。
そこで背骨コンディショニングでは、以下の点をポイントとしてあげている。
背骨コンディショニングでは、
①ゆるめる
②矯正する
③筋力を向上する
という3要素の運動を通じて、治りづらかった症状の根治をめざします。
本書の使い方としては、まず仙骨などの役割を理解する。次に、自分の身体の歪みをチェックする。そして、ストレッチにて身体の不調を改善する。
この流れにより、改善を目指すと良いだろう。
チェック方法やストレッチ方法はもちろんここには書かないので、本書をしっかり読み一つひとつの動作を身につけよう。
背骨コンディショニング、おわりに
最後に、巻末のQ&Aから一部抜粋して締めるとしよう。
Q.どのくらい続ければ効果が出ますか?
A.一般的には、だいたい数週間でゆるめと矯正の効果を実感することができますが、筋肉や腱が固まっている人は、半年から1年くらいかかることもあります。痛みが完全に消えていなくても、ほとんどの人が3か月以内に身体の変化を実感するでしょう。

私は肩と腰を重点的に行っています(タイピングとフリックのしすぎですね)。