【書評】『最高の生き方 ムーギー・キム』を読んだ感想。なんのために働いているのか悩んだときに読む本。生きがい働きがいを求める人にオススメ。

最高の生き方を書評するPANDA
 
パンダ
最高の生き方など定義できるものでしょうか?

【書評】人の目をやたらと気にしてしまう人にオススメの本。『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」岸見一郎古賀忠健著』を読んだ感想。

2018.07.30

今回の書評は『最高の生き方 ムーギー・キム』だ。

何のために働くのか、本当の幸福とは何か、そんな漠然とした疑問を持ったあなたにオススメの本だ。

働きはじめた20代、働きざかりの30代40代、定年した世代、どの年代でも生き方のヒントが得られるだろう。

まず、本書の目的を引用しておこう。

”本書の目的”
本書の目的は、〝社会に押し付けられた思い込み〟に気付き、〝自分が重視する価値観を人生で体現する思考法〟を獲得することだ。

最高の生き方がオススメの理由

パンダ
人生の価値と意味……。

他人と比べ続ける〝幸福の相対性理論〟で動き続け、他人が決めた価値観で生き続ける限り、〝自分が大切に思う価値〟を発見も実現もすることなく、その人生が終わってしまうのである

本書でのポイントは「価値観」である。

「偶然、とくに意味もなく生まれてきてしまった人生に、価値を意味を付与する思考法」を学ぶことができる。

もともと人生には意味はないのだ。

動物は、生まれ、子孫を残し、そして死んでいく、このサイクルをただただ繰り返す。

この繰り返しには意味はない。

ただそうプログラムされているからに他ならない。

子孫を残す、というのがこの世の厳然たるルールなのだ。

人間も同じだ。

ただ、人間は他の動物と違い、本能だけでなく知恵を持ってしまった。

だから単純に生きていくことができなくなってしまったのだ。

これを変えることはできない。

だからこそ人間には「価値観」が重要になるのだ。

何のために働くのか、何のために生きるのか、もともと意味がなかった人生にあとづけで意味をつけることが人間の使命とも言っていいだろう。

そのためには「価値観思考法」を身につける必要があり、それに最適なのが本書である、ということだ。

仕事や人生に悩みを抱えている人は是非読んでほしい本である。

最高の生き方、最強の賢人たちの言葉

パンダ
嫌われる勇気は良い本でしたよね。

「人の価値を生産性に求めないことが大切」

本書では最強の賢人たちとして、哲学者などと対談している。

その中で、あの「嫌われる勇気」の著者岸見一郎との話が紹介されている。

ここで岸見氏はこう言っている。

「人の価値を生産性に求めないことが大切」

生産性に価値を求めてしまうと、他人との比較がはじまり、必ず勝ち負けが存在することになる。

アドラー心理学は「人生の悩みはすべて対人関係である」という立場であることから、他人との比較は幸福をつかむことにはつながらないのだ。

また、「褒める叱る」も他人に依存することになるから、してはいけないというのがアドラー心理学の立場だ。

褒められなくなったら行動しなくなるのであれば、それはその人のためにはならないということだ。

褒められもせず叱られもせず、自分の意志で行動できるように価値観を持たなければならない。

ポイントは、好きなことをやっていたら誰かに貢献していた、というような、「自己犠牲のない貢献」が必要になる。

そのためには、失敗を恐れるあまり可能性という幻想の中に生きるのではなく、行動し、現実に直面する勇気を持つことが大事ということだ。

これこそが「嫌われる勇気」という言葉の真意である。

最高の生き方、人はなぜ価値や意味を求めるのか

パンダ
暇だから……、なんと残酷な。

なぜ人は〝価値〟や〝意味〟を人生に求めるのか?
その一つの理由は、基本的に暇になったからである。

人生に意味を求めるから人は苦しくなるのかもしれないが、求めてしまう理由は暇だから、ということだ。

本来動物は、外敵から身を守り、住む場所を持ち、食料を確保する、ということだけが生きるということだった。

しかし、現代の人間社会はそれだけではなく複雑多様化している。

衣食住すべてが満たされた状態で、人によりその多寡はかわるが多少の贅沢もできるようになった今、人は暇なのだ。

例えば、原始時代に原始人が食料を確保するために獲物を追いかけるのは普通のことだ。

疑う必要もないことだ。

原始人が、なんで獲物なんか追い掛けてるんだろう、なんてことは誰一人思わなかっただろう。

それが自然で、それが幸せな状態なのだ。

しかし人間は、なんでこの仕事しているんだろう、なんのために生きてるんだろう、などと考えるようになってしまったのだ。

獲物を追うのも、お金を求めるのも、どちらも生きることを目的としているだけだ。

しかしなぜこうも違うのだ。

それは上記にあるように、暇になってしまったからだ。

考える時間があるということだ。

人間には考える時間が必要だが、必要以上に考える時間がある場合、だいたいマイナスの方向へ進んでしまう。

脳は何もない状態を嫌うため、思考していない脳にはマイナスのイメージが流れるようにできている。

忙しく動いている人は、あまり不幸を感じていないように思う。

逆に少し暇な時間ができてしまった人ほど、不幸を感じやすいのだと思う。

走ってるときを想像してみるとわかりやすい。

ゆっくりジョギングしているときはまだ考える余裕があるが、全速力で走っているときは考えることはできず悩みもどこかに行ってしまっているだろう。

幸せになるにはいかに暇な時間を作らないか、という点も大事になるだろう。

最高の生き方、おわりに

さいごに、一文を引用して締めるとしよう。

あなたが本書で何かをつかみ、最高の生き方に近づくことを祈ろう。

自分の価値観が多様であれば、それに紐づく価値ある行動も増え、価値を実感できる人生を送りやすくなるのだ。

パンダ
これからの幸せは、価値観の多様性が重要のようです。

【書評】人生を再選択せよ!『幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教えⅡ 岸見一郎古賀史健著』を読んだ感想。

2018.08.05
「あれ、私なんのために働いてるんだっけ?」 と思ったら読む 最高の生き方

「あれ、私なんのために働いてるんだっけ?」 と思ったら読む 最高の生き方

ムーギー・キム
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