【書評】『西野亮廣著 革命のファンファーレ 現代のお金と広告』努力量が足りていない努力は努力ではない。

革命のファンファーレを書評するPANDA
 

西野亮廣(にしのあきひろ)氏は、みなさん御存じ、漫才コンビ「キングコング」のツッコミ担当である。

氏は才能をフルに発揮して、お笑い界以外でも活躍している。

この絵本が有名だ。

というか最近、芸人として活動しているのを見ないが、もはや彼は芸人という枠から飛び出している。

今回はその西野氏が書いた書籍「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」をレビューしよう。

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この本はこんな人にオススメ
・自分を変えたい人
・勇気がなくて行動できない人
・自分の商品を売りたいと思っている人

読んだ最初の感想は、とにかく尖ってるなぁという印象だ。

他人には相容れないというか、他の人と同じことはしてやるものか、みたいな意志が見える。

だから、世間から叩かれたりすることもあるようだが、ここまで自分を貫くことができるというのは羨ましい限りだ。

この本はタイトルにもあるように、「広告」と「お金」について書かれているが、それ以外にも、世の中ここがおかしいんじゃない?という西野氏の考え方も数多く書かれている。

常識でがんじがらめになって動けなくなってしまったあなたにオススメの一冊だ。

パンダ
『革命のファンファーレは鳴った』

やりたいことが見つからないという人へ

やりたいことが見つからないということを言う人がいる。

西野氏は「なんでやりたいことがないの?」といつも思っていたそうだ。

でも、普通の人はいつもやりたいことがあるわけではない。

いつもモチベーションを高くもっている人は、好奇心の感度が高いのだと思う。

普通の人であれば気付かないポイントに、その好奇心モンスターたちは気付いて、噛みついていく。

だから活躍している人と普通の人のあいだには、いつも理解の壁があるんじゃないかと。

話がかみ合っているのを見たことがない。

これはどっちが正しいとかどっちが間違っているとかの問題ではなく、見ている景色がそもそも違うので意見が合うわけがないんだと思う。

なので、無理やり考え方を変えさせようとしたところで無意味。それぞれ好きなことをやる、それだけでいい気がする。

ただ、これからの時代、「職業に寿命がある」と認識して動いた方が良いと西野氏は言っている。

職業そのものがなくなっていく時代に突入し、副業、兼業、転職が常識になりつつある。上の世代は、職業をたくさん掛け持つと「結局、何がやりたいんだ!一つに決めろ!」と咎めてくるけれど、どっこい、やりたいことを掛け持つことや、やりたいことに迷うことは、これからの時代を生き抜く術だ。

生物が生き残ろうとして、何が悪い? 今の時代に「〇〇になる!」と肩書きを一つに決め込む方が、よっぽど危険だ。やりたいことが見つからないことは、間違いでも何でもない。肩書きが猛スピードでなくなっていく時代にキチンと対応できている証拠だ。

「アッチがダメなら、コッチだ!」と、肩書きを移動できる準備ができているわけだ。周りはとやかく言ってくるかもしれないが、肩書きを一つに絞れずに肩身の狭い思いをしているあなたは大丈夫、何も間違っちゃいない。

一つひとつの言葉が熱い。今の年配の人たちからは逆立ちしても4回転ジャンプしても出てこない言葉だ。

努力量が足りていない努力は努力ではない。誤った努力もまた努力ではない

これはなかなか難しいところだと思った。

努力は誰でも少なからずできると思うが、その努力のベクトルが本当に正しいかどうかを見極めることがとにかく難しい。

努力で恐怖を感じる部分というのは、例えば好きなことを1年続けたとしてそれが何の成果にもつながらなかったどうしよう、と思う点だ。

これは恐怖以外の何物でもない。

自分の努力が数年後、はい、無駄でしたという現実を突きつけられるって、なんてこの世は残酷なのだろうか。

ただ、西野氏など才能に溢れる人たちも、ミスはしているということ。

更に普通の人たちより何倍も考えて、どうやったら本が売れるかを真剣に真摯に考えて悩んでいるということ。

なんとなく、優れた人たちは何の苦労もなく成功しているように見えてしまうが、影では死ぬほど努力しているはず。

以下、西野氏の言葉だ。

努力量が足りていない努力は努力ではないし、「この努力は本当に正しいのか?」と疑うことをサボり、時代にそぐわない誤った努力を続けていたら、それもまた努力ではない。常識を疑い、実践し、修正点をあぶり出し、伸ばすべきポイントを徹底的に伸ばす。その繰り返しだ。その先にしか、未来はない。

努力しているからこその言葉、だ。

とにかくまずは努力の量を求めて動き、常に修正を加えて努力を続ける。

これが遠回りのようで一番の近道なのだろう。これはいばらの道だな。

老いていくことは「衰え」ではない。「成長」だ

この見出しを見たとき、私は正直びっくりした。

あの西野氏からこんな言葉が出てくるとは、と思ったからだ。

「あの」が何を差すか意味不明だが、世間から叩かれているあのイメージの西野氏だから、「老い」についてはマイナスの考えしか持っていないと思っていた。

この本にも書かれているが、これからは100歳時代である。

ある統計によると、今産まれた子どもたちの半分は100歳まで生きるだろうと言われている。

現時点でさえ、「超高齢社会」と言われ、人口も確実に減っていくこの日本で、これから更なる高齢化が待っていると考えると、普通であれば明るい未来は考えづらいのが普通だと思う。

自分が100歳になっている姿など想像できないし、想像できたとしても、良いイメージは出てこない。

さてどうするか、というところで、西野氏の言葉をご紹介。

間違いなく僕らは、60歳から、新たな仕事を探さなければならない。ムチャクチャ雑に説明すると、「20歳から60歳までの仕事」と「60歳から100歳までの仕事」。僕らはこの人生において、前半と後半で2つの仕事をやらなければならない。その時にだ。若い人間にはない「老人のアドバンテージ」をキチンと提示できていないと、人生の後半戦において仕事にありつけない。

若い人間にはない、ロボットにもない、老人しか持ち合わせていない能力(老人力)を見つけ、それを仕事化していかなくてはならない。

100歳になるころには、かっこいい仕事をする老人になっていたい。

この本では、「えんとつ町のプペル」で全ページを無料公開した裏話なども掲載されている。

是非手にとってみてほしい。

最後に西野氏の言葉をもうひとつ。

行動しよう。
失敗したら取り返せばいい。
大丈夫。

言葉一つひとつは尖っているけど、根底にはやさしさがある、そう思う。

パンダ
イェイ、イェイ。
革命のファンファーレ 現代のお金と広告

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

西野 亮廣
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