
おそらく、辞めたいと思っている人は結構いるのではないか、と思います。
ですが、その中で本当に辞める人はほぼ0です。
それはある意味、今の会社に満足しているから、と言えるでしょう。
あれこれ文句を言いながらも、悪くないな、と思っている自分がいるのです。
そういう人は、一生もしくはその会社が潰れるまで、そこにいるでしょう。
それでもやっぱり、会社を辞めることを背中を押してほしい方は、次の項目をチェックしてみましょう。
尊敬できる上司はいますか?


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あ、はい、いないですね。
では、この上司みたいにはなりたくないな、そう思う上司はいますか?
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はいいますね。
その上司の姿は、将来のあなたの姿です。
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え? ショックですか?
あなたはそうならないと思いますか?
尊敬できる上司がいないその会社にあなたが居続けたら、確実にそうなります。
だって、そういう人を育てる環境の会社だから。
あなたは今、ぬるま湯で徐々に煮詰められているのです。
気付いたときには、茹で上がってしまい手遅れになります。
あなたは、茹でガエルになりたいですか?
2、その業界はタイタニックじゃないですか?

会社で明確に言えることがあります。
それは、衰退していく業界では誰も成果は出せない。
工夫次第で復活するチャンスがある業界もあるでしょう。
しかし、時代は日々変化しています。古きものはどんどん容赦なく切り捨てられます。
極端な話をすると、今の車社会で、「ウチは人が運ぶことをモットーにしているから飛脚サービスをやるんだ」とか。
そんな話あり得ませんよね。
時代の流れには誰も逆らえません。
古臭い会社にありがちなのが、成果が出ないことを部下のせいにして、工夫が足らないからだ、もっと頭を使え、みたいなことを言う会社がありますよね。
ダメなものはダメなんです。
そこにいる人たちのせいじゃないんです。
誰がやっても同じです。
なので、悪いのは社長です。
会社の方向性を変えることができる立場の人間が、舵を切らなかった、ただこれだけです。
良い方向へ舵を切らなければあとは沈没するのみです。
さて、あなたの会社はタイタニックですか?
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やっぱりそうですか。タイタニックでしたか。
業績が悪かったとしてもあなたのせいではありません。
退職を検討しましょう。

3、同僚の口癖に気をつけろ

会社には色んな人がいます。
それぞれ口癖や行動の癖みたいなものがあると思います。
いつも溜め息ついている人、いつも舌打ちしている人、いつもあくびばかりしている人。
これらもヤバいですが、もっと気を付けるべきは、言葉です。
言葉は言霊。ネガティブな言葉ばかりが飛び交っている会社は危険です。
以下の言葉を言う人が会社にいないかチェックしてください。
・ああ、めんどくさい
・今までこうやっていたから、これからもこれでいい
・〇〇さえいなければ
・とりあえず言われたからやる
・私は忙しいから

何人もの顔が浮かんだ人はヤバいです。
その会社は末期です。
会社に漂う雰囲気は伝染します。
「めんどくさい」は百歩譲って良しとしても、過去のやり方に縛られたり、誰かのせいにしたり、自分で考えないなどの症状が蔓延していると取り返しがつきません。
「忙しい」といつも言っている人がいますが、それは「私の能力は今が限界だから、これ以上仕事を振らないでくれ」と言っているのです。
<ネガティブなことを言う人がいると、いつのまにか会社全体に影響します。
逆にポジティブなことを言う人がいると、それも伝染していくものです。
これは会社の業績には関係ありません。
業績が悪くてもポジティブな会社はありますし、そういう会社は復活する可能性が高いです。
カラ元気ではダメですけど。
また、これを機にあなたの口癖もチェックすることをおすすめします。
同僚と同じようなことを言ってると……。

一番楽な生き方

以上、たったこの3つをチェックするだけで、あなたがいる会社のヤバさがわかります。
今辞めないとズルズルズルズル、その会社に居続けることになりますよ。
ただ最後にひとつだけ、補足します。

宝くじあたる? 株で大儲け? 親の遺産が莫大にある?
正解は、
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「一生勤め人として仕事をして、節約しながら暮らす」です。

これはびっくりするようなことではありません。
簡単なことです。
一生勤め人として仕事をして節約しながら暮らせば、大きな責任を負わず気楽に生きることができます。
自分で起業したり、何か特殊な才能を駆使して稼ぐこともできますが、それには、大きな責任が付きまといます。
また、宝くじなどで大金を手にしても、普通の人はそれを維持できません。
大金を失う恐さに負けてしまうからです。
大金を手にしたけど、そのあと転がるように不幸になるというストーリーはよくある話です。
それに比べて、会社に勤めてることには大した責任は付いてきません。
ただおバカな上司の言うことを聞いていればいいだけです。
お金は多くは持てないかもしれませんが、節約しながら暮らせば、衣食住に困ることはないでしょう。
子どもも持てるはずです。
あれこれ買って手にしても、また他の物が欲しくなるのが人間です。
物欲に終わりはありません。
なので、一番楽な生き方は、
「一生勤め人として仕事をして、節約しながら暮らす」です。
それでも、もっと稼ぎたい、もっと自由になりたい、もっと楽しく生きたい、そういう人は今すぐ会社を辞めるべきです。
あなたの行動はあなたが選択して良いのです。
その選択の責任は、他の誰でもないあなたが取ればいいのです。
一度、自分の心と向き合って、自分が今後どうして生きたいのかじっくり探ってみましょう。
