
今回の書評は『帰宅が早い人がやっている パソコン仕事最強の習慣112 橋本和則著』だ。
仕事でパソコンを使う人は多いと思うが、細かいテクニックを駆使している人は意外に少ないように思える。
使いこなしているという自信のある人はいいが、最近パソコンを始めた、ショートカットキーがあるのは知っているが使いこなせていない、という人にオススメの本だ。
残業を減らしたい人は要チェックだ。
9割の人はパソコンで無駄な作業をしている

本書の冒頭にこう書かれている。
多くの人が何気なくやっているパソコン操作、実は「無駄がいっぱい」です。
本書では、そんなみなさんの手助けをするために、MicrosoftMVPの筆者が、本当に役立つ実用的な習慣を紹介しています。
仕事がデキる人は「習慣」が違います。
あなたのまわりの同僚はどうだろうか。大してパソコンの知識がないクセに、新しいことを学ぼうともしないで、無駄な作業ばかりしている人はいないだろうか。
ちょっとショートカットキーについて覚えれば、関数をひとつ学べば、それだけで仕事のスピードは格段に上がるのにそれをしようとしない人がいるのではないだろうか。
新しいことを学べないのは、思考が退化しているからだ。もしくは歳を重ねたことで新しいことを学ぶ気力がなく、現状維持ばかり選んでいる人だ。
それがあなたでないことを祈る。
そのようは思考では本書を読む意味はない。しっかりと学ぶつもりで本書を読んでほしいと思う。
マウスはできるだけ使わない

パソコンは、マウスで操作するのが一般的です。しかし、できるだけマウスは使わず、「ショートカットキー」で操作する習慣をつけて下さい。そのほうが確実に操作できますし、格段に作業スピードが速まるからです。
カチャカチャとマウスばかりいじっている人は、ショートカットキーの存在さえも知らない人がいる。
またショートカットキーのことを知っていたとしてもなんかめんどう、という理由で覚えようとしない人も多い。
これは断言できるが、マウスではなくショートカットキーを使えば仕事は格段に速くなる。
覚えることに時間がかかったとしても、これからの仕事の時間を短縮できるのでその効果は抜群だ。
「Ctrl」+「X」
「Ctrl」+「V」
これさえもわからない人は即刻、ショートカットキーを学ぶべきである。
パソコン仕事最強の習慣112、おわりに
最後に「おわりに」から著者の思いを引用して締めるとしよう。
本書で紹介した仕事術が、仕事を円滑に進める手助けになり、ストレス軽減になり、またパソコンでの作業をさらにポジティブにするきっかけになったのであれば、これほど嬉しいことはありません。
