【映画】『パラサイト 半地下の家族』を観た感想。韓国の格差社会を新しい視点で描く傑作。第92回アカデミー賞で4部門受賞。サスペンス好きにオススメ。

パラサイト半地下の家族をレビューするPANDA
パンダ
映画館で「パラサイト」観てきました。

今回は映画『パラサイト 半地下の家族』を観た感想を述べようと思う。

まずはあらすじを引用していこう。

これは公式サイトからのものだ。

過去に度々事業に失敗、計画性も仕事もないが楽天的な父キム・ギテク。そんな甲斐性なしの夫に強くあたる母チュンスク。大学受験に落ち続け、若さも能力も持て余している息子ギウ。美大を目指すが上手くいかず、予備校に通うお金もない娘ギジョン… しがない内職で日々を繋ぐ彼らは、“ 半地下住宅”で 暮らす貧しい4人家族だ。

“半地下”の家は、暮らしにくい。窓を開ければ、路上で散布される消毒剤が入ってくる。電波が悪い。Wi-Fiも弱い。水圧が低いからトイレが家の一番高い位置に鎮座している。家族全員、ただただ“普通の暮らし”がしたい。「僕の代わりに家庭教師をしないか?」受験経験は豊富だが学歴のないギウは、ある時、エリート大学生の友人から留学中の代打を頼まれる。“受験のプロ”のギウが向かった先は、IT企業の社長パク・ドンイク一家が暮らす高台の大豪邸だった——。

パク一家の心を掴んだギウは、続いて妹のギジョンを家庭教師として紹介する。更に、妹のギジョンはある仕掛けをしていき…“半地下住宅”で暮らすキム一家と、“ 高台の豪邸”で暮らすパク一家。この相反する2つの家族が交差した先に、想像を遥かに超える衝撃の光景が広がっていく——。

↓「パラサイト 半地下の家族」公式サイトより
http://www.parasite-mv.jp/

監督は、鬼才ポンジュノ。

過去作品はこちらでチェック。

『パラサイト 半地下の家族』を観た感想

あらすじは上記にあるとおりだが、この作品は格差というものを非常にうまく描いている。

半地下で暮らす貧しい家族がどのようにして富豪一家に寄生していくか、この過程がとてもおもしろく、スリリングだ。

この映画は大きくわけて2つにわかれる。

前半はいかに寄生していくかをある意味コミカルに描いていくが、あることが起こることで様相はガラっと変わる。

後半は完全にサスペンスだ。

サスペンス系が好きな人にオススメだし、満足できる内容だと思う。

オリジナルストーリーであり、それがアカデミー賞獲得の要因にもなったと思う。

近年、リメイク作品が多い中、この作品は完全オリジナルストーリーなのだ。

ストーリーの作り方には限界がありもうそれは出尽くしたなどと言われることもあったが、まだまだ私たちが観たことがないストーリーや脚本というのは観ることができそうだ、とパラサイトを観て思った。

なかでも脚本が緻密で繊細に描かれている。

伏線の張り方も絶妙で、脚本の出来が本当に素晴らしい。

登場人物たちの行動一つひとつが伏線となり、後半につながっていく。

これから観る人はあらゆるところに目を光らせて見てほしい。

ふいに発せられる言葉、ちょっとした行動、意味ありげな表情、これらがうまく絡まりあってストーリーが出来上がっているため、とても重厚感のあるものになっているのだ。

一度観たら、きっともう一度観たくなると思う。

貧富の差もリアルに描かれている。

貧富、どちら側の立場から見るかで感じ方も異なるはずだ。

キム一家から見れば、富豪に取り入る展開にワクワクするだろう。

パク一家から見れば、徐々に破綻へと向かっている流れにハラハラできるだろう。

ほどよく性描写も描かれており、全体的にとてもバランスがよく、且つ、様々な要素を楽しめる映画となっている。

ラストの締め方については、もう少し別の描き方もあったように思うが、とにかく、頭から尻尾まで美味しく味わえる上質な映画に仕上がっている。

是非観てほしい作品である。

パンダ
ポイントは、太った家政婦が食べる食事は2人分。