
人間だれしも、苦しく生きるよりは楽に生きたいと願うもの。
社会に出れば働く義務があるが、どのように生きることが果たして「楽」なのだろうか。
まずその答えを教えよう。いちばん楽な生き方はこれだ。
これが答えだ。この意味について詳しくお話ししよう。
Contents
人間は楽をしようとする生き物

社会に出れば、仕事を辞めたいと思うことは多々あるだろう。
何かから逃げ出したいと思うこともあるだろう。
動物には本来危機回避の本能が備わっており、危険を察知すれば当然逃げるのだ。
ライオンに狙われたジャッカルは、誰に言われるでもなく逃げる。
逃げて当たり前。人間も一緒だ。
人生において、なんとか楽に生きる方法はないものかと考える。
それは悪いことではない。人は楽をしようとする生き物だ。
過去の人たちがいかに楽に生きるかを考えて、新しいものを生み出したから、今がある。
不便なものをいかに便利なものにするかが人間が手に入れた進化の方法だからだ。
電気がなければ今でも手で火を熾していたかもしれない。
車がなければ今でも馬に乗っていたかもしれない。
インターネットや電話がなければ今でも手紙で連絡を取り合っていたことだろう。
そう考えると、楽をしようとすることは人間の進歩にはなくてはならないもの、ということになる。
しかし、忘れてはならないのは、便利を手にするまでには偉人たちの壮絶が努力があるということ。
なので、楽に生きようとするならば、そこに行き着くまでに相当な努力をしなければならないということだ。

あなたにとっての楽な生き方とは?

「楽」と一言で言っても、人によって受け取り方が様々あると思う。
あなたにとって「楽に生きる」とは何だろうか?
多くの人が、こう思うと思う。
「楽に生きる=楽に稼ぐ」
というのが本音ではないだろうか。
だが、楽に稼ぐ状態に持って行くためには、やはり努力が必要だ。
楽に稼いでいるように見える人は世の中にたくさんいるが、稼いでいる人で努力していない人はひとりもいない。
必ず、影でもしくはあからさまに努力をしている。
その努力は、一生勤め人でいることの数倍の努力だろう。
だから、「楽に生きる=???」
この公式の解釈を変えない限り、あなたが楽に生きるということは死ぬまでない。
パラダイム転換が必要となる。
では、楽に生きるとは果たして何なのだろうか。
株で大儲け? 芸人で一発あてる? 宝くじで高額当選する? 起業して大儲け?

株や仮想通貨で儲けている人は決して楽をしている人たちではない。
日々研究し、多くの時間を投資のために割いてきた人だ。
ツイッターを見ているとわかるが、トレードで稼いでいる人は一日中パソコンの前に張り付いていることが多い。「楽でいいじゃないか」と思う人もいるかもしれないが、相場が大きく動きそうなときは寝ずに朝まで値動きを監視していることもあるのだ。それがあなたにできるだろうか。
また、サロンなどで情報を流し、サロン生に投資を教えているような人もいるが、このプレッシャーは半端ではないだろう。自分だけが負けるならまだいいが、多くのサロン生を負けさせるわけにはいかないのだ。
このプレッシャーは常人では耐えられないはずだ。これはトレードをしたことがある人ならわかるだろう。金額が大きくなればなるほど人は平常心を保てなくなるものなのだ。
芸能人はどうだろうか。
突然売れた人を一発屋芸人と言われるが、あたかも努力せずに運よく、一発芸が広まったわけではない。
それまでに幾多の失敗を重ねている。
いくつもネタを考えてはボツになる、そういったことを繰り返した結果、ある日上昇気流に乗ることができるわけだ。
はじめてのネタでいきなり売れるということはほぼないだろう。
下積みと呼ばれる時期を超え、そこから世間の目に触れるようになれるのは、ほんの数人だ。その成功の陰には、多くの芸人の挫折があるのだ。
では、宝くじはどうだろう。
宝くじが当たることに関しては、運と言ってしまえばそれまでだが、なかには当選するために方角を調べたり風水を利用したり、運をつかむための努力をしている人がいる。
普通の人は宝くじを当てるために努力をしようとは思わないだろう。
これが、多少なりとも宝くじに当たる人、当たらない人の差を作っているように思う。
尚、本当にただ運がよくて高額当選してしまう人がいるが、それを論理的につかもうとするのはほぼ不可能。
本気で当てにいかないのであれば、宝くじなどをアテにするのはやめよう。
なんとなく、「宝くじ当たんないかなぁ」と一生思いながら生きていくなんて、それほど悲しいことはない。

一生勤め人でいるということ

では、冒頭にお伝えした、楽に生きるには「一生勤め人でいる」という点について話そう。
勤め人でいるということは会社に属しているということだ。
毎日同じ通勤ルートで、毎日会社で仕事をし、毎日同じ道を帰る、これがずっと続くわけだ。
転勤等があればルートはかわるが、拠点が決まればしばらくはその場所に留まるのが普通だろう。
これが勤め人だ。
多少昇進すれば給料も上がるだろうし、昇進しなくても決まったお金はもらえる。
要は与えられた仕事をしていれば、よっぽどのことが無い限り、衣食住に困ることはない。
昇進を目指すことが楽ではないなら、目指さなければいいし、目指しても自分の負担にならないと思うのであれば目指せばいい。
人には向き不向きがある。
言い換えれば、役割はそれぞれ違う。
昇進があなたの人生にとって意味をなさないのならば、昇進などするべきではない。
こうなれば、あなたの勝ちだ。
なぜなら、あなたは何も責任を背負っていないから。
何かミスをしたときはもちろん怒られるだろうが、他の人が何かしたからと言って、自分が怒られることはない。
しかし、昇進し、ある程度の役職になってしまったらそうはいかない。
部下のミスが自分に降りかかってくることになるからだ。
そうなると常に平穏には生きられない。
昇進する能力がある人が昇進し、そうでない人は普通に働く、これで会社はまわるのだ。
だが、ぶっちゃけ昇進はどうでもいい。
あなたにあったポジションで生きることが最重要課題だ。

節約は勤め人にとって超重要

しかし、一生勤め人でいるだけでは安心して暮らすことはできない。
そこで必要になるのが節約だ。
節約を習慣化させることができれば、勤め人でいても一生安心して暮らすことができる。
逆に節約できないのであれば勤め人として生きることはどこかで苦しくなってくるはずだ。
次にあげることをいくつ実践しているだろうか?
・保険を安いネット保険にする。
・携帯を格安SIMにする。
・服にこだわらない。
・嗜好品をやめる。
・不用品を売る。
この中のひとつもやっていないという人は、まずい。
すでに詰んでいるかもしれない。
今の世の中、節約しようと思えばすぐに節約できる。
それだけのツールや情報はあふれている。
少し調べれば節約できることはたくさんあるのだ。
それをやりもしない人というのは、いつも後手後手で何をやってもうまくいかない人、ではないだろうか。
一生勤め人でいるには、節約は欠かせない。
一度生活費の見直しをしてみよう。

勤め人ではなくなった場合

では、勤め人でいることに我慢ができず、脱サラしたとしよう。
自分で事業を立ち上げようとした場合、もちろんリスクがある。
借金を背負い、一文無しになる可能性もある。
それでも起業しようとする人たちが世の中にはいる。
そういったリスクを覚悟して働いた人が、世の中にイノベーションを起こすものだ。
そういった人がいないと世の中は進歩していかない。
だが、それを誰もがやる必要はない。
先ほども言ったように人には向き不向きあるため、あなたが起業する必要性はまったくない。
できる誰かに任せておけばいい。
誰かができることをあなたがやる必要はない。
そんなことを言われても起業したい、何かで大きく成功したい、という人はやればいいのだ。
結果は誰にもわからない。
そういった反骨精神があった方が成功するとも言えるのかもしれない。
それも保証はできない。
今の場所でいったん立ち止まり、自分自身について考えてみよう。

あなたを応援したい


さて、ここまで書きたいことを一気に書いたが、最後にひとつ伝えたいことがある。
それは、この文章はあなたの背中を押すつもりで書いた、ということだ。
私は、一生勤め人でいることが楽だとは言っているが、あなたに強要しているわけではない。
楽に生きたいなら勤め人でいることがいいですよ、というだけのことだ。
そう言われて「ナニクソ」と思える人は、成功する可能性がある。
誰かに「無理だよ」と言われてあきらめるような人はどっちにしろ成功しない。
だから、それでも勤め人を卒業して新たなステップを踏み出そうとする人を私は応援したいと思っている。
恐怖はあるだろう。不安もあるだろう。
毎日黙って会社に通って現状維持でいる方がはるかに楽だ。
それでも自分の好きなことをしていくことで、今より「楽」ではないにしても、今より「楽しい」人生が待っているはず。
では、幸運を祈る。
行動を起こす気になったらまずは不要なものをメルカリで売ろう

家の中を見回せば使わずに仕舞ってるものはどの家でもあるだろう。あなたにとっては物置で眠られておく価値しかないものでも、他の人からすれば有効に活用できるものだったりするのだ。
どんなものが出品されていて、どのくらいの値段で取引されているのかは、実際にメルカリで検索してみるといいだろう。相場観に合った商品と金額設定であれば売ることは簡単である。
あらゆるものを売れば数千円かうまく行けば数万円が手元に返ってくることになる。試してみる価値はある。
一生勤め人でいるつもりだが、今の会社は嫌という人へ

一生勤め人でいることをオススメしているが、今の会社で良いかどうかはあなたが判断しなければならない。先に言っておくが転職は簡単ではない。簡単でないというのは、良い転職先が見つからない可能性と、転職できたとしてもそこが今よりも働きやすい会社かどうかはわからない、という点を言っている。
私は転職はオススメしない。今の会社で何かを成し遂げないのであれば、それは転職しても変わらないからだ。
それでも転職を考えたいという人は、まず今の会社で働きながらで良いので、転職サービスに登録してみてどんな会社があるのか、どんな条件があるのか、をしっかりリサーチしてみよう。
その結果、自分の求める転職先がないとなれば今の会社で働けばいいし、自分の求める転職先が見つかったのなら、今の会社を退職して転職すればいい。
無理して辞めてから次の仕事を探そうなどという冒険的なことはやめておこう。変にリスクを抱える必要などないからだ。
自分には何ができて、どのような会社でなら働くことができるのか、しっかり自分自身を見つめる機会を作るといいだろう。
今の仕事で消耗し、転職活動でまた消耗していては、人生はつまらない。
楽に次の仕事を見つけて人生を楽しむことを忘れないようにしよう。

勤め人には、読書やオーディオブックがオススメです。
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