【書評】『0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書 落合陽一』を読んだ感想。人生100年時代を生き抜くための知恵がつまったオススメ本。

0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書を書評するPANDA
 
パンダ
人間は一生学び続ける必要があるのでしょうか?

【書評】『日本再興戦略 落合陽一著』を読んだ感想。人口減少と少子高齢化は日本にとって大チャンス。メディアアーティストが唱えるこれからの日本の未来。

2018.06.27

今回の書評は『0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書 落合陽一』だ。

現代の魔法使いと呼ばれ、様々なことに携わっている落合氏だが、自ら大学で教鞭をとっており、教育や研究の分野でも活躍するオールマイティーな人である。

本書はその氏が教育について語った内容になっているが、その言葉はやはり普通の人とは違う視点を持っている。

人生100年時代と呼ばれ、これからどう生きるかについてみんなが模索していかなければならないが、そのひとつの答えがこの本に書かれているかもしれない。

子供に「なぜ学校に行かないといけないの?」と言われたら?

パンダ
これを聞かれると親は困っちゃいますね。

そもそも僕自身、大学で学生に教える立場にありますが、「学校=必ず行かなければいけない場所」とは考えていません。義務教育であったとしても、人それぞれに合わせた学び方の選択肢が存在すべきだと思っています。

落合氏は以前ツイッターで、これを子どもに聞かれたらどうするかと質問された際、このように答えたとのこと。

「『なぜ学校に行かないといけないの?』と聞くような子供に育てるつもりはないから、大丈夫です」

これの真意は、落合氏は「学校=必ず行かなくてはいけない場所」とは考えていないという観点での回答なのだ。

要ははじめから、学校は行っても行かなくてもいい、というスタンスで子どもを教育するということなのだろう。

時代はかわり、学校の在り方も変化している。

オンラインでの教育も普及しており、数十年後は学校に行くという概念はなくなり、好きなときに学ぶというスタイルが確立されている可能性もある。

学ばないという選択肢は、子どもの将来を考えるとあり得ないが、学べるのであればどのような環境でも良いのかもしれない。

現に今の学校という制度が、何の問題もなく100点満点の制度とは言えないのだから。

突出した才能がない人はどう生きていけばいい?

パンダ
突出した才能、欲しいですよね。

飛び抜けた才能はないけれど、好きなことをいろいろやってみよう、その中で試すリスクが低いものから取り入れていこうと開き直ってそう考えたほうが社会とつながっている実感が得られビジネスチャンスが増えるという意味では、幸せになれると思います。

これからの時代は、「個の時代」だと言われている。一昔前は会社に属して働くこと以外、個人で何かをするというのはハードルが高かった。

しかし、インターネットの普及により個人でも稼げる時代になっているのだ。ユーチューバーやブロガーがいい例だろう。

この個の時代は更に加速すると思う。

そして会社の力というのはどんどんそぎ落とされていくと思っている。

個で仕事をし、会社には頼まれて属する、そんな勤務形態もあり得るかもしれない。

そこで大事なのは、自分が何が好きかということだ。

趣味を広げ、仕事にし、それで稼ぐ、その流れを作ることができれば、これからの時代も生き抜くことができるだろう。

普通に会社に勤めていても生きることはできるだろうが、少し余裕を持ち、人生を楽しくするには、自分の強みを活かした活動をしていくべきなのだと思う。

本来人間が誕生したとき、働くという概念はなかったはずだ。

それがいつの間にか、働くという概念が生まれ、人々はそれに翻弄されることになった。

ただ楽しむために生きてもいいではないか。

そういった時代は思いのほか、近くまで来ているのではないかと感じる。

人生100年時代を生き残るには何をしたらいい?

パンダ
人生100年……、長いですね。

大事なのは、自分は何が好きなのかを常に考え続けること。ずっと続けていられるような好きなことを仕事にし、高いモチベーションを維持しながら働ける人は、他の人にはないオリジナリティを発揮できるため、これからの社会で生き残り続けるでしょう。

定年が60歳か65歳として、そこから約40年あると考えると、100年は長すぎると感じる。

約40年を生きていくには、何か好きなことを仕事にして、それを続けていくこととある。

これは簡単なことではない。

一般の人は、まず、自分が何が好きなのかを考え続けること、これができない。

そして高いモチベーションも維持できない。

そういった人はゴマンといて、その人たちすべてが社会で生き抜くことができないとなると、社会は大変なことになる。

もちろんそうはならないはず。どんな時代になろうと、最低限の生活はできるのはこれからの時代、間違いない。

宇宙人が攻めてきて地球がめちゃくちゃになったらわからないが、それくらい突拍子もないことが起こらない限り、安心して生きていけると思っている。

もちろん、社会のひずみのようなところに堕ちてしまう人は必ず一定数はいるわけだが。

ただ得意なことや好きなことがひとつもない人というのは、おそらくひとりもいない。

気づいていないだけで、何か人の役に立つ能力を誰もが持っているのだと思っている。

この世界は補完し合いながら生きるようにできているため、誰かの不得意は誰かの得意、になっているはずだ。

だから時間をかけてでもいいから、自分の好きなことを探す努力をするべきなのだ。

0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書、エピローグ

最後にエピローグより一文を引用して締めるとしよう。

失敗するのは当然ぐらいの感覚で、学び続けることをやめず、チャレンジすることを怖れずに生きていきましょう。

パンダ
人生100年時代、好きを追求した人が勝ち組になれそうですね。