
手帳は今やかなりの種類が出ており、どれにしようか毎回悩む人は多いのではないだろうか。
手帳は最低でも1年は使うもの。だから手帳選びはなかなかスムーズにいかないことが多い。
そんなあなたのために、ここでは私が実際使用したことのある手帳を紹介したいと思う。
私はムダにあれこれ買って手帳を試したので、参考になると思う。
・あれこれ試したいけどお金が勿体ない!
・自分にピッタリな手帳を教えてほしい!
Contents
オススメ手帳①:フランクリンプランナー1日2ページ
こちらは15カ月版のため、長く使うことができるようになっている。
・分刻みのスケジュールで動いている人
・本業、副業、夫、父など複数の役割を持っている人
・1日2ページも書くことができない人
・安い手帳を求めている人
名著「7つの習慣」を読んだことがある人なら「フランクリンプランナー」を知っているだろう。そして、この手帳を使ってみたいと思って手にとった人も多いのではないだろうか。
この手帳のポイントは、役割を明確にして日々の優先順位をつけることができることだ。「一週間コンパス」と呼ばれるシートに、自分の役割を書き込み、それを意識して日々過ごすのだ。
わかりやすい例で言えば、仕事での地位をマネージャーとし、家では父とする。マネージャーとしての仕事に追われてしまうと、父という役割をおそろかにしがちになるため、そうならないよう各役割で行なうべきことを明確にしておくのだ。7つの習慣では役割のバランスをとることが大事だと説いている。
そのため、この手帳は7つの習慣を読んだ人にはオススメだ。すんなりと使うことができると思う。
7つの習慣を読んでいないとしても、日々、役割のバランスをとっていくために、有効な手帳である。
ただ、書くべきことがたくさんあるため、手帳を書く時間をとれない人には使いこなすのが難しいと思う。それでも使いこなすことができればあなたは立派なビジネスパーソンだ。
オススメ手帳②:フランクリンプランナー1日1ページ
こちらも15カ月版のため、長く使うことができるようになっている。
・分刻みのスケジュールで動いている人
・本業、副業、夫、父など複数の役割を持っている人
・1日1ページも書くことができない人
・安い手帳を求めている人
次も「フランクリンプランナー」だが、これは1日1ページのバージョンだ。1日2ページはかなりボリュームがあり、使いこなせないと思う。フランクリンプランナーに興味があるなら、まずは1日1ページかもしくはウィークリーから試すと良いだろう。
ただこれも、単調な毎日が続く人は、この手帳の良さを実感することはできないだろう。
オススメ手帳③:夢手帳・熊谷式
※2019年10月時点で2020年版は出ていません。
夢が、かなう手帳。kumagai style 夢手帳パック (Kumagai Style夢が、かなう手帳。)
・中長期の目標を管理したい人
・10年先までの未来年表を作りたい人
・スケジュール管理程度しか手帳を使わない人
・手帳が分厚くなるのが嫌な人
次は「夢手帳」だ。これはGMOグループを率いる熊谷氏監修の手帳だ。熊谷氏も実際にこの手帳を使っているようだ。
夢手帳にはツールがいくつかあり、「夢・人生ピラミッド」では、仕事やプライベートでの夢を書き込めるようになっており、自分の夢を明確にすることができる。
また「未来年表」では目標に対して年単位で計画を立てることができるようになっている。
夢手帳の名のとおり、夢をしっかりと意識したい人にオススメの手帳だ。
ただ、あれこれ綴じると手帳は分厚くなるので注意。
オススメ手帳④:ほぼ日手帳1日1ページ
・カバーを着せ替えして楽しみたい人
・文字だけでなく、図や絵を描きたい人
・1日1ページも書くことができない人
・消えるボールペンを使う人
次は「ほぼ日手帳」だ。これは糸井重里氏率いる株式会社ほぼ日が作っている手帳だ。むしろほぼ日手帳があったから会社が作れて上場までできたと言えるほど、この手帳はヒットした。
ここまでヒットした要因はやはり、女性に指示された点だろう。機能性だけでなく、オシャレさを持った手帳なのだ。色々なカバーがあることもヒットの要因だと思う。
もちろん男性向けのカバーもあるので、男性でも安心して使える。
少し困った点で言うと、フリクションボールペンで消すと紙がよれたりすることがある。主にフリクションを使用している人は注意したほうがいい。もちろんやさしく消せば問題ない程度ではあるが。
オススメ手帳⑤:ほぼ日手帳ウィークリー
・コンパクトサイズを求めている人
・週間単位でスケジュールを管理したい人
・図や絵を描いたりしたい人
・毎日予定がたくさんある人
続いても「ほぼ日」だが、これはウィークリーだ。ポケットに入るサイズで、ビジネス向きのほぼ日と言える。ほぼ日を仕事で使いたいが、あまりかわいらしいのは使えないという人は、このウィークリーを使うといいだろう。
日々の予定もそこまで多くなく、週間単位でスケジュール管理をしたい人にオススメだ。
オススメ手帳⑥:ほぼ日5年手帳
・1年ごとに自分の行動を振り返りたい人
・1日の書き込み量は少なくていい人
・毎年手帳を替えたい人
・分厚い手帳は嫌な人
これも「ほぼ日」だが、これは5年手帳である。1ページに5年分の同じ日の記入スペースがあり(1月1日であれば2019年~2023年までの1月1日の記入欄が1ページにまとまっている)、振り返ったときに過去の同じ日に自分が何をしていたかを確認できるのが特徴だ。
これはやはり日々、日記的に手帳を使っている人に向いている。そういう使い方をするのは女性のほうが多いだろう。
自分史を作りたい人は是非この手帳を使いこなしてほしい。
毎年手帳を替えたい、飽きっぽいという人は続かないと思われる。
オススメ手帳⑦:ジブン手帳
・自分のパーソナルデータを記録しておきたい人
・週間でこまかくスケジュール管理したい人
・最低限のスケジュールが管理できればいい人
・オシャレな手帳がいい人
次は「ジブン手帳」だ。この手帳の特徴は「DIARY」「LIFE」「IDEA」と3冊に手帳がわかれており、1年分の「DIARY」を使い終わったとしても、「LIFE」「IDEA」は翌年もそのまま使うことができるという点だ。
自分のパーソナルデータや、座右の銘、長期目標など、長く残しておきたいものがある人にオススメの手帳だ。
記入するためのテンプレートがたくさんあり、夢や目標だけでなく、読んだ本、家族構成、プレゼント、など書き込むべき項目がたくさんある。
それをすべて埋められる人には向いているが、それらを埋める自信がない人は空白ばかりになる可能性があるので注意。
オススメ手帳⑧:モレスキンノートポケット
・コンパクトサイズを求める人
・スケジュール管理を手帳でしない人
・大きめサイズを求める人
・色々と付属ページがあったほうが楽しめる人
次は「モレスキンノート ポケット」だ。これは手帳ではなく、ノートであるため、スケジュール管理したい人にはオススメできない。
そうではなく、日々感じたことや聞いたことを常にメモしておきたいと考える人に向いている。また、手帳に空白の日ができてしまうのが嫌な人はノートのほうがいいだろう。書きたいと思った日に書けばいいので、書くことがない日は無理に書く必要がない。
そして、モレスキンを持っているというなんとなく高揚感を味わいたい人はモレスキンを選択しよう。
オススメ手帳⑨:クオバディスエグゼクティブ
・若干大きめの手帳を求める人
・手帳に個性を求める人
・コンパクトな手帳を求める人
・時間を細かく管理したい人
次は「クオバディス」だ。通常手帳は縦に長方形が普通だが、これは1ページが正方形でできている。少し個性的な手帳である。
メリットとして、正方形であるため書くスペースが多くとれること、また、長方形よりも正方形のほうがページをフラットに開きやすくなる。長方形の手帳で、いちいち手で押さえながら書かなくてはいけない経験は誰しもあると思うが、それがわずらわしいという人には、このクオバディスはオススメだ。
ウィークリーで時間別に記入できるようになっているが、1時間にひと枠、しかも24時間分はない。なので、細かく時間管理をしたいという人は、フランクリンプランナーなどのほうが向いているだろう。
一点、もったいないと思うのが、巻末に付録のようなものがついているのだがすべて英語で日本仕様にはなっていないため、活用できないのだ。このあたりが日本仕様になってきたら、この手帳は週間単位でスケジュール管理をする手帳としてまずオススメできる手帳になるだろう。
オススメ手帳⑩:STALOGY 365デイズノート
・ハードよりソフトカバーを求める人
・とにかく大きくたくさん書き込みたい人
・コンパクトな手帳を求める人
・色々と付属ページがあったほうが楽しめる人
最後は「365デイズノート」だ。これも手帳ではなくノートだ。一点特徴として、ページの上に日付や曜日が記入してあり、そこにチェックを入れるだけでそのページをいつ書いたか記録しておくことができる、という機能がある。
それ以外は普通のノートだ。だが、私はA5サイズを使ったのだが、あれこれとメモをたくさんする人にとってはこの大きさはありがたいし、書きやすい。
方眼であることも書きやすい利点となっている。やはり手帳やノートは方眼がベストであることは間違いない。
オススメ手帳⑪:紳士のノート
・ハードよりソフトカバーを求める人
・ページがパタンと開くノートが良い人
・コンパクトな手帳を求める人
・色々と付属ページがあったほうが楽しめる人
こちらもノートである。
スケジュールを書くような欄はなく、ただの方眼ノートである。
このノートの利点は、パタンと開くことだ。
他の手帳はだいたいが手で押さえていないと書きづらいものだが、このノートは押さえなくてもスラスラ書くことができる。
紙質も書き心地抜群で、すぐメモをとりたいという人にオススメだ。
オススメ手帳、まとめ
私はとにかく手当たり次第、手帳を購入してあれこれ試していった。そして私に合ったのは、手帳タイプではなくノートタイプだった。
日々のスケジュールを管理するよりも、自分の思考を整理するほうを重要視する人は、ノートライプにしよう。
それ以外の人は、自分の仕事や予定に合わせて、デイリー、ウィークリー、マンスリーのタイプを決めると良いだろう。
手帳にまだ慣れていない人は、マンスリーやウィークリーからはじめて、使いこなせるようになったらデイリーにする、という流れをとると良い。
いきなりあれこれ書き込みをしようとしてもうまくいかないことが多いもの。
まずは自分ができる範囲のことからはじめよう。何よりも習慣化するということが手帳においてはいちばん大事なこと。途中で投げ出してしまうような環境にしないことが重要だ。
続かないのではなく、続かない環境にしてしまっていることが問題。手帳に自分を合わせるのではなく、自分に手帳を合わせるよう意識しよう。
そして私はまたしても次の手帳を求めて旅をするのだった……。
次は「メモの魔力」に刺激されたので、またモレスキンを使おうと思っていたが、モレスキン以上に「紳士のノート」が書きやすかったので来年はどちらにしようか迷っている。
