【映画】神木隆之介はとてつもない役者である。『3月のライオン実写版 前編後編』を観た感想。(オススメ映画)

「3月のライオン」をレビューするパンダ
 
パンダ
3月のライオンってどういう意味?

今回は、映画「3月のライオン実写版」のレビューである。前編後編で4時間38分となる、圧巻のボリュームである。

原作である漫画は読んだことがない状態で映画を観たが、純粋に楽しめた。

予告編はこれだ。

あらすじ
中学生でプロ棋士として神木隆之介演じる桐山零は、幼い頃に交通事故で家族を失い、父の友人であった棋士の幸田の家に引き取られるが、人生の歯車は狂ったまま様々なことに翻弄されていく。家を出た零は、川本家の三姉妹と出会うことになるが……。

「3月のライオン実写版」はhuluで観ることができる。気になる人はいますぐチェックだ。
(2018年10月時点)


役者たちがいい味を出している

パンダ
みんないい味出してるな。

この映画は将棋が題材だが、それはあくまで設定であって、そこにまつわる人間模様が見どころだ。だから将棋でなくてもいいのだ。他の設定であってもここに出てくる人間たちの強さや弱さはじゅうぶん表現できるし、将棋でなくてもこの物語は成立するだろう。

そして役者たちがいい味を出している。

主演の神木隆之介はハマリ役である。主人公、零の苦悩を隅から隅まで表現している。神木隆之介はこれから何を演じてもハズすことはないだろう。もう役者として完成している。

有村架純は嫌な女の役だが、これもハマっている。良い女より嫌な女のほうが、有村架純には向いているかもしれない。それくらいイラっとさせられるキャラだ。

他の役者もピタっとハマっている。

特に光っていたと感じたのは、倉科カナである。妹たちの面倒を見る長女の役だが、笑顔の裏にある辛さや苦しさが見え隠れする演技は絶妙だ。素朴さと可憐さにあなたも心を癒されるだろう。

3月のライオンは自分を信じる大切さを教えてくれる

次の言葉は父、幸田柾近から娘の香子に向けた言葉だ。過去に零と香子が対戦したとき、香子は負けたと思って投げだしたのだが、実はまだ勝ち筋は残っていたのだ。

読みきれなかったのは自分を信じていなかったからだ。もう終わりと思い込んで夢を手放したのは香子自身だ。

この言葉は将棋だけでなく、あなた自身にもあてはまることではないだろうか。自分を信じきれなくて最後までやり切ることができなかったことはないだろうか。

何をやるにも最後は自分を信じるしかないのだ。他人はおせっかいを焼いて、あきらめさせようとしてくる。それが善意であろうと悪意であろうと、人は邪魔をしてくるものなのだ。

そこで信じるべきは自分だ。自分を信じて突き進んだ者が成功を手にするのだ。他人の声に惑わされてはいけない。自分を信じるのだ、と父、幸田柾近は言っているのだろう。

3月のライオンは希望を与えてくれる

次のセリフはが対局時に追い込まれたときの言葉である。

生きるためにすがりついていた。暗闇の中の僕の命綱。今まで暗すぎて気付かなかっただけだ。

暗すぎて気付かない、そんなことが誰でもあるのだろう。今見える世界がすべてではない。しかし、追い込まれたとき人はその目に見えることが世界のすべてだと思い込んでしまう。

だから苦しみを抱えることになる。少し視点を変えれば、少しまわりを見渡せば、まだほかにも道はあるのに、それに気付かずに暗闇で苦悩してしまう。

それが人間なのだ。

この3月のライオンは人間を描いている。ゆえに心に響くのだ。登場人物の弱さをみたとき、あなたの弱さと似ていることに気づくだろう。

おわりに

「3月のライオン実写版」の前編後編はhuluで配信中である。

2週間無料トライアルができるので、是非試してほしい。

パンダ
で、結局、3月のライオンってどういう意味さ?