【書評】『これからの会社員の教科書 田端信太郎』を読んだ感想。これから社会へ出る学生や社会人一年生にオススメの本。最初から差をつけたい人は必読。

『これからの会社員の教科書 田端信太郎』を書評するPANDA
パンダ
そういえば会社員のための教科書ってありませんよね

今回の書評は、『これからの会社員の教科書 田端信太郎』だ。

田端氏と言えばZOZOの執行役員で、いつも炎上しているイメージのある人だ。尚、2019年をもってZOZOを退職することを表明している。

本書はその田端氏が会社員の指針となるべく書いたものである。

まず冒頭から一文を引用してみよう。

利益をもたらすための普遍的かつ客観的で唯一絶対の「正解」はない。

【書評】ZOZOの室長が吠える!会社の奴隷解放宣言!『ブランド人になれ! 田端信太郎著』を読んだ感想。(オススメ本)

2018.07.17

『これからの会社員の教科書 田端信太郎』がオススメの理由

パンダ
田端氏はイメージと違い、本当は優しい人なのでしょう。

日本語は主語を省略できてしまいます。しかし、ビジネスでは「主語抜き」は絶対にNGです。

本書では上の引用にあるような、本当に会社員にとって基本となることが多く書かれている。

はじめて会社に勤める場合、その会社の仕事自体はもちろんその会社で教えてもらえるはずだが、社会人の心得と呼ばれるようなものは誰も事前に教えてはくれない。

それぞれの職種で仕事を覚えながら、スキル以外の考え方や心得のようなものも吸収していかなくてはならない。

だがそれでは遅いのだ。

例えば新卒で働くのであれば、会社に入る前に会社員として最低限のルールとマナーを知っているほうが、他に差をつけられることは間違いない。

会社に入ってから覚えればいいという考え方では、ビジネスで成功することはないだろう。

そういった観点から、本書『これからの会社員の教科書 田端信太郎』はオススメである。

これを読めば、ああこういったことはやっちゃダメなんだな、ここを気をつけたほうがいいんだな、ということがわかる。

こういった会社員の解説本のようなものはあまり多くはない。

そういった意味で田端氏は優しいと思うのだ。

ZOZOやLINEなどあらゆる企業を渡り歩いてきた田端氏だからこそ、若い会社員たちの気持ちがよくわかるのだと思う。

これから社会に出る人、社会に出たばかりで戸惑っている人、そんな人には本書がオススメである。

正しい意見なら通る、というのは間違い

パンダ
正しければすべての意見が通る、それはあり得ません。

新人がよく勘違いしていることがあります。それは「正しい意見は通るはずだ」「素晴らしい企画は実現されるはずだ」ということです。

これは新人でなくても勘違いしている人はかなりいる。

正しい意見なのだから通るに決まっている、通らないのならそれがわからない人や会社が悪い、という思考に陥る。

こういった人は被害妄想の強い人で、ビジネスでは成功しないし、まわりから邪魔者扱いされることになる。

正論を言っていればどうにかなる世界ではない。

こういうとなぜ正しいのに通らないのか、と鼻息荒くする人がいるのだが、少し考えてみるといい。

他の人がこれは正しいと息巻いている意見に対して、あなたは無条件で協力することができるだろうか。

できないだろう。

なぜなら他人が言っていることが正しい意見であると思えないからである。

世界には自分の主張する正義と他人の主張する悪が対立しているわけではない。

世界では、自分の主張する正義と他人の主張する正義が対立しているのだ。

ここを理解しないと、自分の意見と通すこともできないし、他人の意見に賛同することもできないだろう。

正義と正義が対立している以上、正しいから通るだろうというのは非常にレベルの低い考え方なのだ。

田端氏は手順や根回しが大事と言っている。

他人の意見を尊重しつつ、自分の意見をいかに通すか、これが会社員に求められるスキルだろう。

正しさが対立する矛盾したこの世界であなたはどう生きていくだろうか。

縮小均衡と拡大均衡

パンダ
つい、小さく考えてしまいがちですよね。

日本人はつい「縮小均衡」で考えがちです。(中略)
「拡大均衡」で考えるクセをつけたほうがいいでしょう。

これはわかりやすい例で言えば、コスト削減だろう。

ここの経費を削ればいくら浮く、この工事費を値引き交渉すれば予算がいくら浮く、などである。

コスト削減は必要である。

ただそればかりに意識がいってしまうと、積極的な施策を取ることができなくなる。

なぜならコスト削減のほうが楽で、しかも結果が出やすいからだ。

逆に、予算を使い稼いで利益を生むことは必ずしもうまくいくわけではない。

ゆえに縮小均衡のクセがついてしまった企業は、逃げ腰になり、失敗を恐れる集団になってしまうのだ。

なかにはコスト削減が仕事だと思い一生懸命になってしまう従業員も現れ、それが当たり前になってしまうと企業の未来はない。

新人でいきなり予算を使い何かを任されることは少ないだろうが、最初のうちから拡大均衡で考えるクセをつけておくと良い。

予算はこれくらいかかるけどこれぐらい利益が出ます、と言えればいいのだ。

世の中を変えてきた人たちは、そのすべてが拡大均衡で考えてきたのだから。

『これからの会社員の教科書 田端信太郎』おわりに

最後に「おわりに」から一文を引用して締めるとしよう。

本書を読んで荒れ狂うビジネスの世界を生き抜こう。

「ビジネスほどおもしろいものはない!」

これからの会社員の教科書 社内外のあらゆる人から今すぐ評価されるプロの仕事マインド71

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