【書評】『一流の頭脳 アンダース・ハンセン』を読んだ感想。科学的に解説。脳を鍛えるには運動が最適。ストレスは脳にとって天敵。勤め人にオススメの本。

一流の頭脳を書評するPANDA
 
パンダ
一流の頭脳にするにはどうしたら良いか、が本書には書かれていますよ。

今回の書評は『一流の頭脳 アンダース・ハンセン』だ。

精神科医である著者が、脳をアップグレードするための方法を解説した本である。

「はじめに」から一部引用しよう。

両手でこぶしをつくり、向かい合わせにしてみよう。それが、あなたの脳の大きさだ。重さは、牛乳の紙パック1本分ほどだろうか。
その小さなかたまりのなかに、あなたがこれまでに感じたことや、経験したことのすべてが詰まっている――そう考えてみよう。

さあ、あなたの脳の中には一体何があるだろうか。本書を読んでじっくり考えてみよう。

一流の頭脳がオススメの理由

【書評】悩みは筋トレがすべて解決!『筋トレが最強のソリューションである Testosterone著』を読んだ感想。

2018.06.13

脳細胞の数や脳の大きさで頭のよし悪しが決まると信じている人がいる。だが、それは誤りだ。

多くの人が脳の大きさで頭の良さが変わると思っているかもしれないが、それは違うとのこと。

ここではアインシュタインを例にあげているが、アインシュタインの脳は平均的な脳よりも大きくも重くもなかったとのことだ。

相対性理論など数々の発見をした天才がそうなのだから、頭の良さは脳の大きさでは測れないということがこれでわかるだろう。

だからあきらめる必要はないのだ。

そもそも人は自分の脳の大きさなど知らないだろう。

自分の脳が平均より上か下かなど知りようがない。

おそらくは、多くの人が自分は平均よりは上だろう、と思っているかもしれないが。

大事なのは、脳の各領域が連携すること、とのこと。

その方法を本書で学べば、脳が小さかろうが軽かろうが、脳を鍛えることはできるということを知っておこう。

誰でも脳は鍛えられるのだ。

年齢や性別関係なく、誰にもオススメできる本だ。

ストレス状態が続くと海馬が委縮する?

パンダ
イライラは脳によくないようです。

コルチゾールの血中濃度が上がると、扁桃体がさらに興奮する。ストレスがストレスを呼ぶという悪循環だ。

人間の身体はストレスを受けるとそれに適応するため、コルチゾールを分泌し、臨戦態勢に入る。

次にこう書かれている。

慢性的にコルチゾールが分泌されると――それが何か月も、あるいは何年も続くと、海馬は委縮してしまうのだ。

脳を鍛えるには、ストレスをいかに避けるかが重要のようだ。

せっかく脳を鍛えることに取り組んでも、ストレスの多い状況が続くと脳は委縮してしまうため、鍛えても意味がないとは言わないが、効果は半減してしまう。

イライラすれば物覚えも悪くなるらしく、過度のストレスはまったく良いことがない。

ただ実際、ストレスにさらされ続けて生きている人も多くいるだろう。

現状すぐにどうにかできないかもしれないが、ゆくゆくどうにかしなければならないと思っておいたほうが良いだろう。

脳が委縮してしまって良いことなどおそらくひとつもないだろうから。

特に海馬は記憶の中枢であり、記憶するときはまず海馬を通すため、海馬が委縮することは記憶力の低下を意味する。

記憶力の低下は、仕事への影響も出るだろうし、運動やスポーツにも影響が出るだろう。

では、何か対策はできないのかという点については次で紹介しよう。

ストレス物質「コルチゾール」を手なずけることが一流の頭脳を作るコツ

パンダ
やはり、運動が大事なんですね。

定期的に運動を続けていると、運動以外のことが原因のストレスを抱えているときでも、コルチゾールの分泌量はわずかしか上がらなくなっていく。

脳を鍛えること、ストレスを軽減すること、どちらも共通して効果があるのは「運動」とのことだ。

これは前から言われていることではあるが、ここでそれを改めて認識できた。

回数は週に2回以上が好ましく、長時間1回するよりも短時間を数回するほうが効果的とのことだ。

運動がなぜ脳に良いのかというと、脳の血流が増えることにあるらしい。

やはり人間は血をかよわせている以上、隅々まで循環させることが健康になる秘訣のようだ。

だから、ただ勉強だけをしているよりも、運動も合わせて行うことが、脳を鍛えることにつながるのだ。

スポーツ選手を見ると、やはりただ運動ができるだけでなく、考え方や分析の仕方など、頭の良い人が成功しているように見える。

それはやはりスポーツすることが身体を鍛えることだけでなく、脳を鍛えることにつながるからだろう。

筋肉を鍛えることは、ストレスを軽減することにもつながるとのことで、筋トレの重要性も本書には書かれている。

ストレスを抱えて疲れている人はここを是非読んでほしい。

一流の頭脳、おわりに

最後に「おわりに」から著者のメッセージを引用して締めるとしよう。

本書を読めば、すぐにでも身体を動かしたくなることは間違いないだろう。

外に出て身体を動かそう――そして、脳を動かそう!

パンダ
とりあえず、ジョギングに行ってきます!
一流の頭脳

一流の頭脳

アンダース・ハンセン
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