【書評】ハンデを背負った人のための自己啓発本。『発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術 借金玉著』を読んだ感想。

発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術を書評するPANDA
 
パンダ
発達障害?

今回の書評は「発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術 借金玉著」だ。著者は「借金玉」という人で自身も「ADHD(注意欠陥多動性障害)」と診断された発達障害者である。

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まずは著者がこの本を書いた思いを引用しておこう。

この本は 「ギリギリ人生をやっていけるようになった発達障害者が 、普通のことを普通にやるための方法 」を解説する本です 。 「日本一意識の低い自己啓発本 」を名乗らせていただいております 。発達障害と診断された人はもちろん 、 「自分は発達障害かもしれない 」と感じている人 、そして仕事や人間関係が全然うまくいかないと悩んでいる人にも読んでいただければ嬉しいです 。

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

借金玉
発売日: 2018/05/25
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まず発達障害について確認しておこう。

 発達障害とは、発達障害者支援法には「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」と定義されています。
引用:文部科学省ホームページより

パンダ
文科省のホームページ、わかるようなわからないような。

本書に書かれていることとしては、発達障害による困難は「①仕事」「②人間関係」「③日常生活」に現れ、要するに「人生全てがキツい」ということ。

発達障害は脳機能の発達にかたよりがある病気であり、普通の人ができることができなかったりするのだ。能力が低いのとは異なる。

著者も「ADHD(注意欠陥多動性障害)」と診断され、薬を処方されているとのこと。著者が苦手なこととしては、「行列に並ぶ」「落ち着いて考える」など。映画1本を見続けるのは不可能に近いらしい。

この「発達障害」について詳しく知りたい人は本書を見てほしい。

パンダ
オイラも行列に並ぶのは大嫌いだけどな。

『発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術』がオススメの理由

本書は、発達障害の人はもちろん、病気でない人でも、仕事や勉強に悩んでいる人には非常に参考になるだろう。

「美しく書く 」罠にハマってる人 、結構いると思います 。僕は補習塾の講師をやっていたこともあるのですが 、ノ ートが非常にきれいな子は成績があまり芳しくない傾向にありました 。おそらく 「きれいにノ ートを取る 」ことにメモリの多くを費やしているのです 。 「読めりゃいいんだ 、そんなもん 。というか 、読めなくてもいいんだよ 。君がノ ートを読めないときに教えるのが僕の仕事なんだから 。とにかくゴリゴリ書け ! 」と指導するだけで変化が生まれる子が結構いました 。芸術的なノ ートを取った結果 、破滅的な点数を取る子供は案外います 。あれは一番辛い話です 。

ノートはきれいにとりたいもの。それは誰でも一緒だ。私もノートや手帳はきれいに書こうと思っているが、だんだん字が汚くなっていくのがいつものパターンだ。

だがここで大事なのは、とにかく書くということだ。そもそも覚えておくためやアウトプットのためにノートに書くのに、きれいに書けないからと言って書くのをやめてしまったら、本末転倒である。

何においてもとにかく量をこなすことは正義だったりするものだ。

机の上を片付ける簡単な方法

パンダ
これは笑ったwww

モチベ ーションが低下した状態から再びタスクの処理に戻る場合ですが 、邪魔者が山ほどいると思います 。机の上は片づいていないし 、メ ールは返していないし 、洗濯物も溜まっているでしょう 。それらに触ったら終わりです 。わかりますね ?僕がよくやっている机の上を 5秒で片づける 「儀式 」を伝授しますので 、よく覚えておいてください 。 ①まず机の上に腕を置きます 。 ②次に 、その腕を右もしくは左に大きくスライドさせます 。 ③大量に物が落下しますが 、作業スペ ースだけは確保できるはずです 。後から拾えばいいんです 。このハックは 、 「やってやったぜ ! 」という爽快感がすさまじいです 。 「俺はここまでしてやるのだ 」という脳の中に湧き出すあれが 、あなたの手を動かします 。

文字だけだと一瞬「?」となったが、本書にはイラストが添えられているのをそれを是非見てほしい。案外これで仕事や勉強が再開できて、はかどる人は多い気がする。

なんとなく理由をつけて机に向かうことを避けてしまっている人にはオススメだ。

思わず笑ってしまったが、悩んでいる人からすれば大真面目な方法なのだろうから、この儀式は是非取り入れてみたい。

人生において最も重要なスケジュ ール

パンダ
最も重要なスケジュール? オイラは何だろう??

人生において最も重要なスケジュ ールとは何でしょう 。我々の人生に絶対に欠かすことのできないタスク 。生きるために最も必要なもの 。手帳のスケジュ ール欄に一番先に書き込んで確保すべき予定は何なのか 。これはもう本当に明確で 、 「休養 」だと思います 。休まなければ人は死にます 。そして 、 「休む 」というタスクの実行はあらゆるタスクの中で最も容易だと言えます 。 「何もしない 」という最優先タスクから予定を考えていくことが一番重要 、という結論に僕は達しました 。

これも誰にでもあてはまることだ。だが誰もがほとんどできていないことでもあるだろう。現在の日本社会では休養をしっかりとるというのは簡単ではなくなっている。一部の富裕層はできるかもしれないが、一般の人々はそうはいかない。

一体なぜこのような社会構造になってしまったのか、私はいつも疑問に思う。人間誰しも幸せに生きたいと願うはずなのに、なぜか日々苦しみや悲しみを抱えることが多い。そしてほんのわずかな時間を休養にあてるが、またすぐ社会へと飛び出していかなけばならないのだ。

ああ、無常。

発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術、おわりに

最後に「おわりに」から著者の想いを引用して締めるとしよう。

残念ながら人生はまだ続く 。与えられた時間を使い切るまでは 、終わりません 。少しずつ少しずつ楽になっていくと僕は信じています 。あなたも 、できたら信じて欲しいです 。信じたって何も悪いことはありません 。ある日 、サボテンに小さな花がついていた 。そういうことだってあるはずです 。同じ時代を 、ともに発達していきましょう 。光を浴び 、水を飲んでいきましょう 。

パンダ
オイラにも光と水をくれ。