
今回は名探偵コナンの劇場版のオススメを発表しようと思う。
あくまで独断と偏見のランキングなのでしからず。
名探偵コナンは作品ごとにその特徴が異なるので、その違いを元にオススメ作を紹介しよう。
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『劇場版名探偵コナン』オススメ、総合評価で選ぶならこれ!


劇場版の名探偵コナンは初期作品と直近の作品ではそのテイストが異なる。
初期はどちらかと言えばテレビと漫画のテイストを引き継ぎ、しっかりと推理物をつくろうという意志が見える。
殺人事件がおこり、容疑者が数名いて、その中からコナンが犯人を見つけだすというおなじみの展開だ。
しかし最近の作品は推理物からアクション物へと変貌している。
そのなかでもこの『ゼロの執行人』はアクション要素の高い作品となっている。
安室零を中心にこの物語は展開していくのだが、この安室がアクション俳優張りのアクションを見せるのだ。それとコナンくんも。
もちろん実際にはあり得ないアクションだが、ハリウッド映画の実写でもこのアクションはできないだろう。
おそらくトム・クルーズでも無理だ。
アニメだからできる、飛びぬけたアクションが最近のコナンの見どころなのだ。
ストーリーは、普段は安室透、公安警察では降谷徹、黒の組織ではバーボンと、トリプルフェイスをもつ安室が、テロ事件に巻き込まれていくもの。
過去の公安の事件が絡んできたり、テロ事件の容疑者として毛利探偵が逮捕されたりと、様々な人間模様が交錯していく。
推理物とは言えないが、次々とあきらかになる謎にハラハラすることは間違いない。
トータルでみて、『劇場版 名探偵コナン』の最高傑作と言っていいだろう。
『劇場版名探偵コナン』オススメ、怪盗キッド登場回で選ぶならこれ!


怪盗キッドの登場映画は以下の通りだ。
銀翼の奇術師(ぎんよくのマジシャン)
探偵たちの鎮魂歌(たんていたちのレクイエム)
天空の難破船(てんくうのロストシップ)
業火の向日葵(ごうかのひまわり)
最新作の『紺青の拳』にも登場することがわかっている。
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意外と怪盗キッドは多くの映画に登場している。人気もある上に、コナンの敵役としてストーリーを盛り上げやすくなるのが要因だろう。
このなかでいちばんオススメは『天空の難破船』である。
この作品はキッドの活躍だけでなく、テログループによる殺人バクテリアの盗難から始まり、飛行船内での戦い、服部平次の登場、そして蘭の恋愛、など様々な要素を盛り込んだ作品となっている。
見どころは飛行船から投げ捨てられたコナンを、キッドが救うシーンだろう。
とにかくキッド登場作品は間違いなくおもしろい、とだけ言っておこう。
『劇場版名探偵コナン』オススメ、泣きたいならこれ!


絶海の探偵(ぜっかいのプライベートアイ)
泣きたいならこの2作しかない。
どちらもクライマックスでの救出劇が涙をさそう。
『沈黙の15分』ではコナンが、『絶海の探偵』では蘭が窮地に陥る。
その救出の鍵となるのは前半で出てくるアイテムであり、伏線をうまく活かしたストーリーとなっている。
どの作品も登場人物が追い込まれるケースは多いが、この2作品は特にそうだ。
前半の謎解きから、後半のスリルのある展開へと移行していくこの2作品は涙を流したい人にオススメである。
なにが伏線となるかをじっくり観て推理するのもおもしろいだろう。
『劇場版名探偵コナン』オススメ、黒の組織との対決を見たいなら!


漆黒の追跡者(しっこくのチェイサー)
純黒の悪夢(じゅんこくのナイトメア)
黒の組織との戦いを観たいならこの3作品がオススメ。
アニメでは観られない黒の組織の様々な活動が観られるのは映画ならではである。
このなかでも特にオススメは『漆黒の追跡者』だ。
クライマックスの銃撃シーンは劇場版のなかでも迫力のあるシーンだ。
そしてこのときのコナンがコナン史上いちばんかっこいい。
そのカッコよさは実際に観て確かめてほしい。
これを観たらコナンくんに惚れること間違いなしだ。
監督で選ぶ劇場版名探偵コナン


劇場版名探偵コナンでは、数作ごとに監督を替える方法をとっている。
通常のシリーズものだとずっと同じ監督、ということが多いが、コナンは異なる。
第2作目『14番目の標的(ターゲット)』監督・こだま兼嗣
第3作目『世紀末の魔術師』監督・こだま兼嗣
第4作目『瞳の中の暗殺者』監督・こだま兼嗣
第5作目『天国へのカウントダウン』監督・こだま兼嗣
第6作目『ベイカー街の亡霊』監督・こだま兼嗣
第7作目『迷宮の十字路(クロスロード)』監督・こだま兼嗣
第8作目『銀翼の奇術師(マジシャン)』監督・山本泰一郎
第9作目『水平線上の陰謀(ストラテジー)』監督・山本泰一郎
第10作目『探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)』 監督・山本泰一郎
第11作目『紺碧の棺(ジョリーロジャー)』監督・山本泰一郎
第12作目『戦慄の楽譜(フルスコア)』 監督・山本泰一郎
第13作目『漆黒の追跡者(チェイサー)』監督・山本泰一郎
第14作目『天空の難破船(ロストシップ)』監督・山本泰一郎
第15作目『沈黙の15分(クォーター)』監督・山本泰一郎/静野孔文
第16作目『11人目のストライカー』監督・山本泰一郎/静野孔文
第17作目『絶海の探偵(プライベート・アイ)』監督・静野孔文
第18作目『異次元の狙撃手(スナイパー)』監督・静野孔文
第19作目『業火の向日葵』監督・静野孔文
第20作目『純黒の悪夢(ナイトメア)』監督・静野孔文
第21作目『から紅の恋歌(ラブレター)』監督・静野孔文
第22作目『ゼロの執行人(しっこうにん)』監督・立川譲
第23作目『紺青の拳(フィスト)』監督・永岡智佳
『紺青の拳(フィスト)』も含めると5人の監督がいることがわかる。
監督・こだま兼嗣
こだま氏は第1作目から7作目まで、劇場版の初期を支えた監督だ。
こだま氏がいなければ今の劇場版コナンは存在しないかもしれない。
こだま氏の監督作品はアニメ版を踏襲した、推理物である。
事件がおこり、容疑者が複数いて、毛利小五郎が誤った推理をして、最終的にコナンが眠りの小五郎で事件を解く、というお決まりのパターンだ。
推理物を楽しみたいなら、こだま氏監督作品がオススメである。
監督・山本泰一郎
第8作目以降から山本氏に変更している。
このあたりからアクション要素が徐々に盛り込まれるようになったと感じる。
怪盗キッドをうまく活用したのも山本氏の功績だろう。
敵である怪盗キッドがいつのまにか仲間のようになり、コナンたちを助ける側にまわっているなどの演出は非常にうまい。
また、今やコナンの代名詞とも言える爆破シーンもこのあたりから増えてきたように思う。
山本氏は、推理物にアクションを取り入れ、劇場版に味付けをしてコナンの人気を不動のものにしたと言っていいだろ。
監督・静野孔文
静野氏は15作目16作目で山本氏と一緒に監督を務めたあと、17作目から21作目まで単独で監督を務めた。
静野氏に言えることはひとつ。興行収入を伸ばした立役者ということだろう。
静野氏ひとりの考えなのかどうかはわからないが、このあたりから興行的に記録を狙っていこうという意志が見える。
17作目の『絶海の探偵』では、スペシャルゲストとして柴咲コウが声優に挑戦している。
これも今では当たり前となっているが、このときがはじめてゲスト声優を使用したときだろう。
そして何と言っても重要なのはアクションシーンである。
山本氏との共作である15作と16作を含めて、アクションへの力の入れようが変わったのはあきらかだ。
今や劇場版名探偵コナンは推理映画ではなくアクション映画となった。
それにより、ハラハラ感は数倍になり、一気にコナンファンを増やすことのつながったと言えるだろう。
これからのコナンは、22作目『から紅の恋歌』の立川譲氏、23作目『紺青の拳(フィスト)』の永岡智佳氏が更におもしろくしてくれることだろう。
劇場版名探偵コナン、まとめ
劇場版名探偵コナンは、どの角度から作品を選ぶかで大きく変わってくる。
まずはあなたの好みにあったものから選んで観るといいだろう。
そしてコナンにハマったら最後。
すべての劇場版を制覇したくなることは間違いない。
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時期によって配信されていたりされていかったりするので、その都度確認してほしい。
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配信中の劇場版を制覇するのは14日間あればじゅうぶんだろう。
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