【書評】噂のcis本。資産額230億円『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学 cis(しす・個人投資家)著』を読んだ感想。

一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学を書評するPANDA
 
パンダ
資産額230億円???

今回の書評は伝説の個人投資家cis氏の「一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学」だ。

cis氏の書籍はこれが初めてとのことだが、今回は信頼する知人から声をかけられたということで承諾したらしい。

個人投資家cisとは何者?

パンダ
cis? 変な名前。

cis氏について知らない人は「はじめに」に書かれた自己紹介を引用しよう。

僕はcis(しす)という名前で個人トレーダーをやってきた。2000年、21歳のときに300万円で本格的に投資を始め、今の資産は230億円ある。

cis氏を知らない人は、「230億?」とまず驚くだろう。知っている者からすれば、億という単位が出てきても何とも思わないのだが。

まず本書を読むにあたって、おそらく本書を読めば投資で勝てるようになることを期待している人が多いだろう。しかし、この本ではトレード手法についてはそこまで言及していない。ロウソク足や指標も出てこない。

主に書かれているのは「心構え」と言える。投資に向き合うための考え方、投資で勝つ人負ける人の共通項、などメンタル面のことは書かれている。

また、思っていた以上にcis氏のプライベートに踏み込んだ内容だった。家族のこと、幼少期のこと、現在の生活など、をかなりオープンに語っている。幼少期のことはおそらく投資家としてのcis氏を形成するのに必要なものだったと感じる。

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2018.11.30

cisの投資哲学、株で勝つ方法

パンダ
オイラに株で勝つ方法を教えてくれ。

株で勝つ方法について、僕の話はとてもシンプルだと言われる。たしかに他の個人投資家に比べても、決して難しいことをしているわけではない。むしろ簡単だと思う。けれども、シンプルだからこそ、その核となる部分は自分でつかむしかない。そして理解することと実行することのあいだには大きな距離がある。

投資をする人ならば、cis氏に株で勝つ極意を教えてほしいと思ったことがある人は多いと思う。しかし教えたところで誰もが勝てるようになるかと言ったらそれはちがう。実際、cis氏はトレードの会社をつくり、社員を雇い、そこで投資について教えたそうだが、うまくいかなかったとのこと。教えたこと以外にその本人の感情が邪魔をして、教えたことと違うトレードをするようになってしまうらしい。

投資において恐怖とどう向き合うかというのは永遠の課題だ。恐怖を抑え込むことができない人は投資に向かない。だから無理して投資をすることはない。他に自分に向いていることをすべきだ。

また損切りについてこう言っている。

「損したくない、損を認めたくない」という人間的な感情が、相場では敗北につながる。
すばやい損切りは、ものすごく重要。これはテクニックというより心構えに近い。

投資では、いかにシンプルに考え、いかに自分の失敗を認めるか、これが重要になるようだ。

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2018.07.31

cis氏いわく、ニュースはツイッターがいちばん早い

パンダ
ツイッターなんてただのつぶやきだろ。

ニュースはツイッターがいちばん早い。つまり口コミ。
大統領選でトランプが勝ったとき、現地のツイッターがいちばん早くて、その30秒後くらいにロイターやブルームバーグのニュースがきた。
NHKなど日本のニュースはその数分後になる。
だから僕は、基本的にニュースはツイッターだけにしている。新聞や雑誌も読むけれど娯楽にすぎない。それで事足りる。

やはり最速のニュースは口コミなのだろう。それは主婦たちの井戸端会議か、ツイッターであるか、場所が違うだけだ。要は生の一次情報をいかに得るかが大事になる。

私も最近は、何か検索したいことがあれば、グーグルなどではなくツイッターを活用することが多くなった。ツイッターのほうが身近な意見が多く、自分が知りたい情報が転がっていることが殊の外多い。

もちろん嘘や誤謬もあるだろうが、それはメディアが流すニュースも一緒だ。メディアの場合、それぞれの企業のポジショントークだったりするからタチが悪い。

cis氏も言っているが、メディアはいい加減である。メディアを簡単に信じてはいけない。

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2018.11.26

cis氏は小学生のとき仮想通貨を発行していた

パンダ
なんか変わった子どもだったんだな。

小学生のときには「仮想通貨」を発行していたこともある。
駄菓子屋などで売っているおもちゃの紙幣の裏に僕の名前をつけて、それを友だちのあいだで流通させていた。駄菓子や文房具と交換でその通貨は手に入れることができて、それで僕の家でテレビゲームをして遊べたり、僕の考えたゲームに参加したりすることができた。

本書にはcis氏の幼少期のことが書かれているが、読んで思ったのは、やはり大人になってから何かを成す人は幼少期にその片鱗を見せているということ。

自分の頭で考え、自分で何かを作り出す、ということを小さい頃からやっているのだ。これはすべての子どもがやろうと思ってもできないことだ。その点でやはりもともと何かが違うというふうに思わざるを得ない。

もちろん、投資家で成功している人の中には、普通の子どもだったが大人になってから努力した、という人もいるだろう。しかしその割合は多くはないはずだ。何かを成すにはどんな幼少期を過ごすかで大きく変わってくるのだ。

また、やはり子どもには母親の影響が大きいと思う。cis氏が高校生のとき競馬場に行って補導されたとき、母親は感情的には叱らなかった。これは大きいと思う。子どもにとって嫌なのは、親から感情的に叱られることだ。そうなると心を閉ざし、自分の頭で考えようとしなくなる。叱られてばかりの社畜を見ればわかるだろう。

故にcis氏は親にも恵まれたと言えるだろう。

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2018.08.07

一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学、まとめ

最後に、本書の一番最後の文を引用して締めるとしよう。

この本は投資だけでなく仕事全般に活かせる知恵が詰まっている。

資本主義は人類史上最高のゲームかもしれない。

パンダ
一撃19億! 言ってみてぇ。
一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学

一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学

cis
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