【書評】スティーブ・ジョブズの逸話の数々。『Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学 ケン・シーガル著』を読んだ感想。

『Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学を書評するPANDA
 
パンダ
そういえば、ブロガーの人って誰だっけ?

この本も「ブロガーの人(@blogger_no_hito)」の企画に当選した人の選んだ本だ。

当選者は「浅岡大貴氏(@asaoka_daiki)」で、ケン・シーガル著の「Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学」である。

この企画についてのツイートを紹介しておこう。

では、書評をはじめよう。

まず本書を読んだ私の全体的な感想を述べよう。

シンプルにする、というのはこの言葉のシンプルさとはほど遠いほど難しいことだ。物事を複雑にすることのほうがはるかに簡単だ。本書の中でも書かれているが、シンプルさはスキルであるということ。そしてシンプルさのある種象徴として描かれているのがスティーブ・ジョブズだ。彼の働き方を知ることでシンプルさがいかに重要であるかがわかるだろう。
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著者のスティーブ・ジョブズへの想い

著者のケン・シーガルは広告のクリエイティブ・ディレクターとして活躍している人だが、スティーブ・ジョブズとは深い関わりがあった。

序文から著者の想いを紹介しよう。

スティーブは私がこの本を書きあげる前に亡くなった。その死は予想されていたことだったが、私は心のどこかでそれを否定していた。彼の健康状態は見た目ほど悪くないんじゃないか、という希望をひそかに抱いていたのだ。彼のいない世界を考えたくなかった。
だから本書には、ビジネス書という本来の目的に、私の個人的な目的も加わった。スティーブを哀悼したい。そして、彼が世の中に貢献したすべてのことと、私個人に与えてくれた数々の機会に感謝したい。

ケン・シーガルがスティーブ・ジョブズとはじめて会ったとき

パンダ
スティーブ・ジョブズとはじめて会うってなんか怖くね?
ここでは、ケン・シーガルがスティーブ・ジョブズとはじめて会ったときのエピソードを紹介しよう。

「君はアップルのしごとをしてきたそうだね」とスティーブが言った。
私はそれを希望のサインととらえた。この男とは気心が合いそうだと思っているかもしれない。
「はい」と私は誇らしげに答えた。その仕事ではたくさんの広告関係の賞を受けていたのだ。
「君たちの作ったテレビコマーシャルはとてもよかったよ」とスティーブは言い、私の自信はさらに上昇した。
彼はそれから私の目をじっと見て、とても親しげな笑顔のままつけ加えた。
「でも、紙の広告はクソだった」

持ち上げて持ち上げて落とす、というこれは人を意のままに操ろうとする人間がすることだ。スティーブ・ジョブズがそれを意図的にやっているかどうかはわからないが、これを初対面の人に言ってしまうのが彼なのだ。

ここからふたりの付き合いは続くわけだが、スティーブ・ジョブズは常に素直であっただけなのだ。頭に浮かんだことを口に出しそれを相手がどう思うかは気にしない。それがいいとか悪いとかではなく、それがシンプルさであり、それがなのだろう。

シンプルさの親友は、有能な少人数のグループ

パンダ
会議って無駄に多くの人が参加してない?

スティーブは、「大企業らしい行動」には強く抵抗した。アップルが大企業になってもう何年もたっているというのに、最高に頭がよく創造的な少人数のグループがアップルの驚異的な成功の原動力となったことをわかっていたので、それを変えるつもりは毛頭なかったのだ。彼がかかわる会議では、席にいる誰もが重要な参加者でなけれなならず、見物人などいらなかった。

これは会社に属している勤め人はよく読んだほうがいいところだろう。あなたの会社の会議で無駄な参加者はいないだろうか。いや、あなたの会社の会議には無駄な人が何人参加しているだろうか。ゼロということはおそらくないであろう。

アップルのすごいところはどれだけ大企業になろうとも、こういった小さな点を守ったことだと思う。日本で言えば大企業病と言われるが、アップルにはそんな心配は皆無だ。もしかしたら、スティーブ・ジョブズいたからなのかもしれず、今はまた違う状況になっている可能性はあるが……。

おわりに

最後に、スティーブ・ジョブズの言葉を紹介しておわりにしよう。この深淵なる言葉を脳に焼き付けよう。

シンプルであることは、複雑であることよりも難しい。物事をシンプルにするためには、懸命に努力して思考を明瞭にしなければならないからだ。だが、それだけの価値はある。なぜなら、ひとたびそこに到達できれば、山をも動かせるからだ。 ――スティーブ・ジョブズ

パンダ
本当に惜しい人をなくしたよなぁ。知らんけど。
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2018.09.30