【書評】仕事も家庭もうまくいかない人へのオススメ本。『7つの習慣 成功には原則があった!フランクリン・R・コヴィー著』を読んだ感想。

7つの習慣を書評するPANDA
 
パンダ
原則だよ。そこのキミ、知ってるかね。

今回の書評は「7つの習慣」である。

現代の自己啓発本と言えば、この本と言えるほど有名な本だ。

「思考は現実化する」は元となる「思考」の部分に着目しているが、この「7つの習慣」「原則」という表現を用いて「行動」に焦点をあてているように思う。

では、内容を見ていこう。

本を買うならamazonプライム会員が便利!

人格主義と個性主義

著者のコヴィー氏は、過去200年間の書物をさかのぼって、「成功」について研究したらしい。

最近50年間の成功に関する文献の内容は、自分自身の抱えていた問題や仕事で接してきた人たちの心の痛みを考えると、それはその場しのぎの表面的で薄っぺらなものにすぎないということだった。鎮静剤やバンドエイドのように上辺の症状に対応し、その問題を解決しているかのように見えるが、それは一時的なものにすぎず、その問題のもとにある慢性的な原因には全く触れていない。こうしたアプローチを個性主義と呼ぶことにした。

様々な自己啓発書を読んだ人ならわかると思うが、小手先のテクニックばかりが書かれた本というのは星の数ほどある。たしかにそこに書かれていることを実行すれば、その場はしのげるかもしれない。しかし、それが何度も何度も続くような事態には、その小手先のテクニックでは対処できなくなるものだ。

その一方、はじめの150年間の文献はそれとは著しく対象的なものであり、人格主義と呼べるものであった。(中略)
この人格主義では「成功」といわれるような人生には、その裏付けとなる原則があり、その原則を体得し人格に取り入れる以外に、人が真の成功を達成し、永続的な幸福を手に入れる方法はないと教えている。

新しい50年間に書かれた本よりも、その前の150年間に書かれた本のほうが優れているとコヴィー氏は言っているのだ。

その理由を考えてみると、まずは本書のような優れた自己啓発書があることで、それ以上の自己啓発本は書くことができないということ。また、それでも本を出すには、本書を元にしたような小手先のテクニックに関する本を出す以外にないのだろう。

原則について書かれた本はそう何冊も出せるものではないが、小手先のテクニックであれば、あれこれ手を変え品を変え出版することができるだろう。それがということなのだ。

本当にためになる本を読みたいと思うのであれば、時間を試練を乗り越えて現代に残った過去の名著を読むことをオススメする。

すべてのものは二度つくられる

パンダ
二度つくられるってどういうこと?

目的を持って始めるという習慣は、「すべてのものは二度つくられる」という原則に基づいている。万物にはまず知的な第一の創造があり、それから物的な第二の創造がある。
住宅の建設を考えてみれば、この原則はすぐに理解できるはずである。一本目の釘を打つ前に、細かなところまですべてが創造されている。どういう家が欲しいのかがまず明確に打ち出される。家族が集まりやすい家にしたいのであれば、全体から見て、皆が自然に集まってくるようなリビングをつくるだろうし、子どもが外で気軽に遊べる家にするのであれば、中庭に面して子供が開けやすいドアをつけるだろう。いろいろなアイディアを考え、建てたい家の明確なイメージができるまで、頭の中で作業を続けるはずである。

ここでの大事なポイントはイメージする、ということだと思う。まず明確なイメージを持ち、それを元に何かをつくりあげていく、ということだ。

あなたの人生をつくりあげるとしよう。その場合、あなたがなりたい明確な目標や将来の姿を思い浮かべるだろう。そこから、自分をつくりあげていくのだ。

何も目的がないのに何かをはじめたとして、それが形を成すことはないことは誰もが知っていることだろう。

人に影響を与えるということ

パンダ
人に影響を与えるにはどうすればいいんだ?

相手に対して本当に影響を与えることができるかどうかは、あなた自身が模範を示すこと、つまり日頃どう行動しているかにかかっている。その模範とは、あなたは真にどういう人なのか、あなたの人格はどうなのかということから自然に流れ出るものである。それは、ほかの人があなたのことをどう言っているかとか、あなたが相手にどう思って欲しいかとかいうことではなく、あなたと接するとき、相手は何を経験するか、にかかっているのである。

ありふれた言葉で言えば、「率先垂範」という4文字にすべてが込められていると思うが、これを本当の意味で実践できている人は少ない。絶滅危惧種のように見つけるのが大変なくらいいない。

あなたは人と接するとき、どのようなことを気をつけているだろうか。いや、何かひとつでも気をつけているだろうか。何も考えていないのではないだろうか。

それでは、人に本当の影響を与えることはできない。考えてみてほしい。あなたが誰か他人から影響を受けるとき、相手はあなたの影響をまったく考えていないだろうか。いや、おそらく何か考えているはずだ。

それは誠実であろう、という意志かもしれない。もしくは、あなたに悪く思われないように、という配慮かもしれない。程度の差こそあれ、相手のことを考えた言動をしようとしているはずだ。

あなたは周囲の人にどう思われているだろうか。一度頭をリセットして考えてみるといいだろう。

おわりに

この「7つの習慣」は一度読んだだけでは意味がない。何度も何度もすり切れるほど読んで、その原則を身体に叩きこむことが重要だ。

そうやって使い倒したとき、この本の本当の力が発揮されるのだと思う。

最後に、著者のコヴィーが「私の個人的な発見と信念を美しく表現している」と言った言葉を紹介して締めようと思う。

「我々は探求をやめてはならない。そして、我々のすべての探求の最後は、初めにいた場所に戻ることであり、その場所を初めて知ることである」

パンダ
超深い言葉。
7つの習慣-成功には原則があった!

7つの習慣-成功には原則があった!

スティーブン・R. コヴィー
3,399円(07/21 02:40時点)
発売日: 1996/12/25
Amazonの情報を掲載しています
まんがでわかる 7つの習慣

まんがでわかる 7つの習慣

900円(07/21 02:40時点)
発売日: 2013/10/11
Amazonの情報を掲載しています