【書評】孫正義を知りたい人にオススメの本!『孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきたすごいPDCA 三木雄信著』を読んだ感想。

孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきたすごいPDCAを書評するPANDA
 
パンダ
孫社長って超むちゃぶりしそう(笑)

ソフトバンクの孫社長ってどんな仕事の仕方してるんだろう?

どんな指示が飛んでくるんだろう?

なんであんなに速いスピードで業績を伸ばせるんだろう?

そう思った方にこの本はおすすめ。

ソフトバンクが一番大切にしている「あること」

パンダ
あることってなんだ?

「日本企業はなかなかイノベーションを起こせない」と言われる中、なぜソフトバンクだけがハイスピードで革新的な事業を展開し続けることができるのか。
それは簡単です。
ソフトバンクは、許容できる範囲のリスクでできることすべてのことを、片っ端からやっているからです。

yahoo、iPhone、ペッパー、などその時代の先を行っているのがソフトバンクであろう。ただ、華やかな成功の裏で多くの事業を潰してもいるとのこと。

ソフトバンクを見ていると人がやるより先に何かをやる、イメージがある。もちろん、先にやっているように見えるだけ、ということもあるだろうが、それはアピールが巧いというひと言に尽きるだろう。

ただ、がむしゃらに何でもやればいいというわけではない。それを何の戦略もない他社が真似たところで破産するのは目に見えている。

ソフトバンクの強みは、低リスクな積み重ねを繰り返し、それを次に活かし、高速でPDCAを回したことによるものだ。

こういう話が出ると、「それはソフトバンクだからできたことだ」という声があがるが、それに対し著者は次の3つを大切にすれば誰でもできると言っている。

1、思いついた計画は、可能な限りすべて同時に実行する
2、1日ごとの目標を決め、結果を毎日チェックして改善する
3、目標も結果も、数字で管理する

これを「ソフトバンク三原則」とのこと。

そして、この3つのことを組み込んだPDCAのことを、「高速PDCA」と名付けた、と。

強い企業というのはこういったシンプルなことを粘り強くまわしつづけることができる企業のことをいうのだと思う。こう書かれていてもそれを実行できる、もしくはできた企業はおそらく1%もないのだろう。

愚直に自分が信じた道を進み続ける。これは企業だけでなく個人でも同じことといえるかもしれない。

ソフトバンクの「行動」はなぜ速いのか?

パンダ
創業から30数年で8兆円企業になったってよ。

ソフトバンクが急成長した理由としてふたつあるとのこと。

1、まず実行を決めている
2、目標へのこだわりが強い

並の企業であれば、まずやるかどうかを会議などで話し合ってから決めるはずである。そして、話し合いに時間をかけた結果、やっぱりリスクが高いからやらない、となることも多いだろう。それでは何も成し遂げることはできない。

一方、ソフトバンクでは「実行ありき」とのこと。「やる」と決めてしまうということ。まあ、それは孫社長が「やる」と決めたから「やる」のであろうが。

以下、著者がソフトバンクにいたときの話。

私がソフトバンクで働いていた頃も、孫社長がやると言い出すことは、社員全員が「99%無理」と思うものばかりでした。
実は私も、ADSL事業への参入が決まったときは大反対しました。どう計算しても、事業単体で利益が出るとは思えなかったからです。
(中略)
では、無理を承知でADSL事業に参入した結果はどうだったか。
サービス開始を発表した3カ月間で、100万人の予約申し込みが殺到。2005年末には、「Yahoo!BB」の顧客は500万人を突破しました。

これの成功の秘訣を著者は、他人がやりたくないことを、誰よりも先駆けてやっただけ、と。

だいたいがどの会社でも、社長や役員がいうことも無茶が多く(本当にただむちゃなことが多い)、部下はだいたい反対すると思う。当たり前のことだが、社長の先見の明は非常に重要である。

その一方で思うことは、どんな無謀な計画でも、明確や計画と明確な信念があれば、成功に導くことは可能ではないか、ということ。最初から無理だと決めてつけていては、実行したとしても後ろ向きな考えして浮かばず、成功につなげることは難しい。

しかし、計画と信念次第では、どうにかなってしまうのではないか、と思うのだ。なぜならそういう常識外れの考えを持った人たちがこの世を変えてきたと思うからだ。全員が常識人だったら、今の世界はまったく別のものになっていただろう。

孫社長が事業成功の秘訣として著者に言ったことがあるそうだ。

「人がやりたがらない商売ほど、儲かるんだぞ!」

人の力がなければ、今の孫社長はなかった

パンダ
孫社長が人の力を借りるっていうのはちょっと意外。

孫社長はカリスマ経営者であるため、何でもひとりで考え、実行してきた印象があるが、実際はそうではなく、うまく人の力を借りてきた、とのこと。常にそのとき行う事業によって、その業界に強い人材の力を借り、事業を進めてきたのだ。

孫社長が人を使うのがうまいのは以下からわかる。

相手の肩書きやキャリア、年齢や経験を問わず、自分にとって有益だと思う情報やノウハウを持っている人のアドバイスやレクチャーには耳を傾けます。
この素直さがあったからこそ、孫社長は人の力を借りながら、大きな仕事を成し遂げることができたのです。

素直さ、が重要なポイントだろう。人は歳を重ねれば重ねるほど自分の考えに固執しがちである。人に意見を求めることなどほぼ皆無なのではないか。

会社を永く率いて、事業を拡大していくには孫社長のような素直さは絶対条件なのかもしれない。今、素直さを持っている社長というのは一体どのくらいいるものだろうか。

また、ここでは人が力を貸したくなる話し方について書かれている。

1、話を聞く前に、本を読んでおく
2、良い質問を用意しておく
3、ビジョンを語る

この3つが人を惹きつけるには大事である。起業したいと思っている人は頭に入れておくべき項目だろう。

おわりに

最後に次の一文を引用して終わりにしよう。

どんな人にも、やりたいことや理想とする生き方があるはずです。
だったら、まずはそれを「やる!」と決めてしまいましょう。
孫社長や私がそうしてきたように、何事も実行ありきで考えれば、どんなに遠く思えるゴールでも必ず辿り着けます。

やりたいことがあるならそれを実現するまでがんばろう。

ゴールが明確ならば、きっと辿り着ける。

パンダ
PDCA、ぶんぶんまわしていこうぜ。