【書評】何のために仕事をしているのか悩んだ人へ。『キミが働く理由 福島正伸著』を読んだ感想。(オススメ本)

「キミが働く理由」を書評するパンダ
 
パンダ
キミはそんなに汗水たらして何のために働いてんの?

今回の書評は「キミが働く理由」である。仕事に悩むすべての人にオススメの本だ。

冒頭から著者の言葉を引用しよう。

働く理由がわからな人、
仕事に不満がある人、
転職したい人、
仕事にまつわるあらゆることで、少しでも悩んでいる人、
この本を読んでください。

仕事での失敗の捉え方

パンダ
失敗はできればしたくないよな。

「福島さん、失敗ばかりしていると、人生が楽しくなるだろう?」
と言うのです。私は思わず聞き返しました。
「何で楽しくなるのですか。失敗するほどつらくなってくるものではないんですか?」
「だって君、失敗したら、その原因を探ればいいだろう。そうすれば、次はどうしたらうまくいくか、ノウハウが見つかるじゃないか。そうしたら、次のチャレンジの成功確率は高くなっているよね。そうすると、次に挑戦したくなるじゃないの。それでまた失敗してごらんよ。またノウハウがたまるよ。さらに成功確率が高くなるんだよ。さらにまた、失敗してみろ。どんどんノウハウがたまって、いつか世界一になっちゃうよ!」
だから、失敗するほど「元気になる」というのです。

これは著者が「不可能を可能にした人」に会いに行く過程で、会った人とのやりとりだ。

失敗したら楽しくなるかどうかは正直私にはわからない。だが、失敗すればそのあとの成功を手繰り寄せやすくなるのは間違いないと思う。今の時代、流れは速くどんどん変化していく。その中で成功するにはトライ&エラーを繰り返していくしかない。

だから、圧倒的な失敗を重ねた人のほうが強くなるのは間違いない。ただ、失敗と言っても小さな失敗だ。立ち直れないほどの大きな失敗をしてしまうと、そのあとが続かない。

成功する人というのは失敗さえも楽しめる人種、そう言えるのかもしれない。

未熟という何の武器

パンダ
オイラの武器はかわいさ、だな。

私は素晴らしい経営資源を持っていました。「未熟」という経営資源です。「未熟」な人間だったので、相手をびっくりさせることができたのです。「未熟」だから、成長が速いのです。日々の行動が相手の想像を超えたとき、つまり「まさかここまでやるとは思わなかった」と相手が思ったときに、自分の支援者、仲間になっていただくことができるのです。

これは著者が企画書を色々な人に見せたときに気づいたことだ。企画書を作っては直し作っては直し、それをひとりではなく何人もの人に見てもらい、指摘されれば直す、ということを繰り返していたときに気づいたそうだ。

人間、何が武器になるかはわからない。未熟さえも武器になってしまうのだ。ならば、あなたの短所も視点を変えれば長所になり得るかもしれない。

今がつらくても視点を変えれば別の人生が見えてくるかもしれない。人間、何がどうなるかわからない。少なくとも自分自身は自分の可能性を信じているべきなのだろう。

日本人は他人と比較して幸せか不幸か決めている。

パンダ
この章は涙が出たな。

有名な地上絵を見るために、ナスカ平原に行ってきました。
その地上絵の中に人間の手のような絵が描いてありました。手が2本描いてあって、片方は指が5本で、片方は4本の絵です。
ガイドをしてくれた方に、「なぜ片方が5本で、片方は4本なのですか」と聞いたところ、「指がない、手がない、目が見えないという人たちは、神様の化身であるという昔の教えがあるからだ」と言うのです。
神様が人間社会に出てくるときがあり、そのときに普通の人間とは違う証拠をわざわざつくって、地上に降りてくる。そういう神様の絵が描かれているというのです。
南米では知的障害や精神障害も神様の証拠ととらえられている。
これは大変ショックでした。なぜなら、日本では障害を持ったお子さんが生まれると、ご両親が「これからどうしよう?」と心配になるはずです。
ところが、昔のこの地域では手がない、指がないお子さんが生まれると、村中の人がお祝いに来たそうです。
「神様が降りた!」と言われて、その子は一生尊敬されて、感謝されて生きるそうです。そして、その子が生まれた家は、「神様が降りた家」ということで、末代までとても大切にされるのだそうです。

とても優しい考え方だと思った。これなら障害を持って生まれたとしても隠す必要はないし、堂々と生きて行くことができる。障害を持って生まれたことさえ感謝できるかもしれない。

残念ながら今の日本はそうはなっていない。少なからず生きづらいと感じてしまうことがあるだろう。本来、誰でも、どんな障害があっても堂々と生きていける世の中が健全なのだろう。そう考えると昔のような小さなコミュニティの中で生きるほうが断然生きやすいのかもしれない。

仕事で考えれば、何が起きたかではなくそれに対してどのように対応していくか、が大切ということなのだろう。

おわりに

最後に、「おわりに」から著者の提案を紹介して締めるとしよう。

今、仕事で悩んでいる人に、2つの提案があります。まず、人に会いに行って、話を聞いてほしいということです。人は、あなたが予想もしなかったヒントとアイディアを与えてくれます。
2つ目は、誰かを励ますということです。「自分自身が落ち込んでいるのに、他人を励ますなんて、できない」。そう感じるかもしれません。しかし、元気のない人に、一言、「大丈夫だよ」、と声をかけてみてください。その一言が、あなた自身をも救うきっかけになると思うのです。

パンダ
よしじゃあまずは、オイラのところに来てオイラを励ましてみろ(意外と心が病んでる)。