【書評】『小説家になって億を稼ごう 松岡圭祐』を読んだ感想。ここまで書き方を解説した本は無い!作家になりたい人にオススメの小説指南書。

「小説家になって億を稼ごう」の書評
パンダ
本書を読むと小説が書きたくなります。

今回の書評は『小説家になって億を稼ごう 松岡圭祐』だ。

松岡氏と言えば「万能鑑定士Q」や「高校事変」など、ベストセラーを連発している人気作家だ。

本書ではその松岡氏が、小説家になるための方法や心構えを解説している。謂わば「小説指南書」である。

小説家を目指す人は必読の書である。そうでなくても本書を読めば小説を書きたくなること請け合いだ。

冒頭から一節を引用しよう。

売り上げ上位の小説家は億単位の年収を稼ぎます。氷山の一角と囁かれますが、それはどの業種でも同じではないでしょうか。現実に小説家の富豪は大勢います。

小説を書くための具体的な方法

パンダ
随分と具体的に教えてくれてますね。

貴方の好きな俳優を七人選び、顔写真をネットからダウンロードしましょう。
七人の顔写真それぞれに貴方が考えた名前をつけましょう。
全員に名付け終えたら、Wordの文書に画像を貼りつけ、その下に登場人物名を大書します。(途中省略)

細かくは解説しないので気になる人は本書で確認してほしいのだが、ここには小説を書くための方法が事細かに書かれている。

ここまで小説の書き方を解説した本はなかった。

小説を書きたいが行き詰まっている人は本書を参考にしてみるといいだろう。かならず何かヒントを得ることができるはずだ。

小説の書き方というのは人それぞれである。

最初から結末までをしっかり決めて書く人もいれば、何も決めずに書き始める人もいる。どちらが正解というのは無い。おもしろい小説であれば過程は問題ではないのだ。

書くことに悩んでいる人は、まず本書で紹介されている書き方をイチからやってみると良い。

本書では細かいテクニックが丁寧に解説されているので「書けない!」という人は書かれていることをすべて実践するつもりで取りくむと良いだろう。

小説家と編集者の関係

パンダ
先生って呼ばれたい。

人間関係を改善するためには、相手に期待するのではなく、自分の能力を遺憾無く発揮し、関係者らに対し何ができるのかに限定して考えるべきです。
小説家と編集者の場合、小説家にできることは当然素晴らしい小説を書くことです。

これは小説家と編集者の関係に限らず、ビジネスでの人間関係すべてに通ずるところがある。

相手に期待してばかりの人は自分がすべきことをしていないことが往々にしてある。

人間関係を良好にするにはまず自分がやるべきことをやることが円滑にするための最低限のルールだ。

小説家と編集者では、一般の企業の上司部下の関係とは少し違うのだが、基本は一緒だ。

ただ、小説家がよい小説を書けなければ関係は終わってしまうため、かなりドライな関係であることは間違いない。

そうであってもより良い関係を築こうとする小説家が編集者には喜ばれるだろう。

先生と呼ばれることにふんぞり返って編集者を見下すような小説家は古臭いし、これからの時代にはそんな小説家は必要とされないだろう。

おわりに

おわりに一文を引用して締めるとしよう。

もはや貴方は無限のエネルギーをもとに、不滅の製品を作り出す専門職に就いたのです。

パンダ
よし、小説書くぞ。割と本気で。

【書評】常套句から書き始めるな!『10倍速く書ける超スピード文章術 上阪徹著』を読んだ感想。

2018.06.09