【書評】『Learn or Die 死ぬ気で学べ プリファードネットワークスの挑戦 西川徹岡野原大輔』を読んだ感想。日本発AI技術者集団PFNの思考。日本の未来を憂う人にオススメ。

『Learn or Die 死ぬ気で学べ プリファードネットワークスの挑戦 西川徹岡野原大輔』を書評するPANDA
パンダ
AI技術者集団PFN??

今回の書評は『Learn or Die 死ぬ気で学べ プリファードネットワークスの挑戦 西川徹岡野原大輔』だ。

本書はプリファードネットワークスという会社について書かれたもので、著者は社長の西川徹氏と副社長の岡野原大輔氏である。

プリファードネットワークス(PFN)は、AI技術者の集まりと言われており、AI関連でトヨタやNTT、ファナックなどとも提携している。

このPFNを早く理解するために、この会社の行動規範を紹介しよう。

Motivation-Driven
熱意を元に

Learn or Die
死ぬ気で学べ

Proud,but Humble
誇りを持って、しかし謙虚に

Boldiy do what no one has done before
誰もしたことがないことを大胆に為せ

『Learn or Die 死ぬ気で学べ プリファードネットワークスの挑戦 西川徹岡野原大輔』をおすすめする理由

パンダ
PFNの活動からこれからの時代を生き抜くヒントを得ましょう。

我々自身の取り組みが成功するかどうかはわからない。なぜなら、「絶対に成功する」とわかっているような取り組みには興味がないからだ。PFNは失敗を推奨し、成功率10%以下の課題に挑み続ける。

今のほとんどの会社は、極力成功率の高い課題に挑んでいる。むしろそれが普通のことである。成功率の低いことに挑み、そのほとんどが失敗したなら事業は成り立たない。

それでもPFNは成功率が低い課題に取り組む。それは誰かができることは誰かに任せておけばいいと思っていて、自分たちは誰もやらないことをなることが使命なのだと思っているようだ。

人間には役割があるように会社にも役割があるのだ。すべての会社が儲かる仕事ばかりするようになっては経済は正常に回らない。他の人では到達できない領域に誰かが到達しなければ世の中は発展しない。

本書を読めば自分の仕事を振り返るだろう。一体社会の何の役に立っているのかと考えるだろう。本書はPFNの取り組みを知ることで未来を見ることができる本だが、それと同時に自分自身の未来を見つめ直すことができるはずだ。それが本書を読むいちばんのメリットだと思う。

面白いことをやらないなら生きている意味がない

パンダ
生きる意味の本質はいかに。

自分が面白いと思えることに、もっと敏感になるべきだ。人生は有限だ。面白いと思えることにフォーカスしないと、最大の成果は出せない。

あなた自身が面白いと思うことは何だろうか。いくつあるだろうか。では、そのうち実際にやっていることはいくつあるだろうか。

こう聞くとおそらくやれていないことが多い、という人が多いのではないだろうか。引用にあるように人生は有限だ。この点をわかっていない人は殊の外多い。自分がいつまでも生きていられるかのように生きている。

おそらく人間は自分の寿命がわかっていたら、もっと生産的に積極的に行動することができるのだと思う。しかし、寿命は誰も知り得ない。

だからこそ面白いことにフォーカスすることが大事なのだ。

人それぞれ面白いと思うことは違う。それでいいのだ。それぞれがそれぞれに面白いと思うことにフォーカスし情熱を捧ぐことで、世界はもっと面白くなるはずだからだ。

面白いことをやらないなら生きている意味がないというのは、自分が面白いと思うことを追求しなくて誰が追及するのか、ということだと思う。自分の役割を果たそうとしなければ生きている意味がないということなのではないか。

あなたがすべきことは、それはこの世界のどこに落ちているだろうか……。

泳ぐのをやめると死んでしまうマグロ

パンダ
泳ぐのをやめると沈むだけ。

西川はよく、自分たちを「泳ぐのをやめると死んでしまうマグロ」にたとえている。新しいことを常に取り込み続けていかないと、技術者としても技術としても死んでいる状態になってしまう。

新しいことを常に取り込み続けなくてはいけないのは、どの会社も一緒だ。過去の成功体験にすがりいつまでも同じことをやっている会社が、長続きしない例を見ればそれは一目瞭然だろう。

過去の栄光をいつまでもひけらかしただいるだけの上司を見れば、新しいことを取り入れない怖さというのは容易にわかるだろう。

最先端を行く技術者でさえそうなのだ。私たち一般人は学ばない怖さを肌で感じなければならない。

最近何か新しいことを学んだだろうか。

何も心あたりがない人はまずいと思った方がいいだろう。

何も学んでいないということは学ぶ気がないということだ。周囲の環境のせいにしてはいけない。学びは自分から一歩踏み出す必要がある。

PFNでは副業をすすめている。副業をすることで新しい学びがあるからだ。

これからの時代は本業と副業をセットで考える時代になってくるのだと思う。自分の人生をたったひとつの会社に預けておくには、これからの時代リスクが高すぎる。

昨日の常識が明日の非常識になり得る展開の速い世界では、複数の仕事を持つことで自己防衛につながるはずだ。

おわりに

最後に「おわりに」から印象に残った言葉を引用して締めるとしよう。

巷で言われていることを疑い、可能性の抜け穴を探せ。

パンダ
こういう会社が大きくなれば、日本はまだまだ行ける。
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