【書評】『ハック思考 最短最速で世界が変わる方法論 須藤憲司』を読んだ感想。VUCA時代に突入、労働寿命が延びるなかこれからの生き方を考えたいあなたにオススメの本。

『ハック思考 最短最速で世界が変わる方法論 須藤憲司』を書評するPANDA
パンダ
ハック、とはなんぞや?

今回の書評は『ハック思考 最短最速で世界が変わる方法論 須藤憲司』だ。

本書は幻冬舎からの出版で、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの編集者、箕輪厚介氏が編集した本である。

表紙を見ていただければわかる通り、あえてタイトルを逆さに表記している。

これは今までとは違う発想をしなくてはならない、というメッセージだ。

いつまでも固定観念に囚われていてはダメだと。

まず「ハック」の意味を記しておこう。

世界のルール「時間×お金→成果」

リソースを投じて、なにかしらの成果を得る、という流れ

この「→」転換効率を劇的に上げること=ハック

『ハック思考 最短最速で世界が変わる方法論 須藤憲司』をオススメする理由

パンダ
事業にも仕事にも勉強にもスポーツにも使える方法ですね。

本書はもっと突き抜けた結果を出したいと思っている人にオススメの本だ。

ゆえに、事業を立ち上げようとしている人、仕事でもっと成果を出したい人、勉強で何かを得たい人、スポーツで結果を残したい人、など誰にでもタメになる本と言える。

世の中は「VUCA」の時代に突入しているという。

V Volatility 変動性・不安定さ
U Uucertaninty 不確実性・不確定さ
C Complexity 複雑性
A Ambiguity 曖昧性・不明確さ

要は、誰もが予測不能な不確実性の時代に突入している、ということなのだ。

そんな先が見えない時代に生きているからこそ、生き抜く術を身につけようということである。

今や誰もがスマートフォンを持つようになっているが、10年前にこうなることを誰が予想していただろうか。

新たなテクノロジーは次から次へと生み出され、時代は猛スピードで変化している。

その変化が近年は昔に比べて何倍にもなっているのだ。

安宅氏の「シン・ニホン」に書かれていたが、人間の生産性は2,000年前から産業革命手前までではたったの2倍にしかなっていないが、そこから約200年のあいだに生産性は50~100倍に伸びているという。しかもこれから数十年のあいだにもう一段飛躍する可能性があるとのこと。

そんな時代のなかで私たちはどのように生きて行けば良いのか、本書を読んでそれを考えてほしい。

特に「働く」ということに関して考えるべきことが多いように思う。

一節を引用しよう。

会社の寿命は、30年から、半分の15年に、
人の労働寿命は、30年から、倍の60年になると言われています。
普通に考えて3~4回は、転職をすることになります。

人生100年時代と言われるなか、私たちはどのように働くべきなのか。

それが問われているように思う。

一体、自分が高齢者と呼ばれる年齢になったとき、どんな仕事をしているのだろうか。

予測などできないし、想像したところで意味がない。

だから私たちは知恵を身につけなければならない。

どんな時代になってもいいように準備をしておかなければならない。

そこで活きてくるのかこの「ハック思考」なのだ。

ハック思考、ニュートンはなぜ万有引力を発見できたのか?

パンダ
当たり前を疑うところからはじめるのが重要なんですね。

世の中の人が当たり前だと思っていることにしっかりと疑問を持ち、不思議だなと思う気持ちを持ち続けたことが、科学史史上最大の発見と言われる万有引力の発見に繋がったわけです。

誰もが好奇心というものを持っている。

それが子どもであれば更に強いだろう。

だが、大人になるにつれて徐々に好奇心は薄れていく。

引用にある部分で大事だと思うのは、不思議だなと思う気持ちを持ち続けた、という点。

大人でも何か疑問を持つことは常にあると思う。

だがその疑問も忙しい日常の中に埋もれがちではないだろうか。

あとで調べようなどと思って、結局調べないということは往往にしてあるだろう。

だが忙しさのせいにして好奇心をないがしろにしていては、新しい発見や成長はないはずだ。

状況はさておき、その疑問を持ち続け、考え続けた人が、何か大きな結果を生むのだと思う。

好奇心に勝るガソリンはないし、継続に勝る力はないのだ。

常に疑問を持ち続け、そのなかで「ハック(Hack)」できるものを探すという生き方がこれからは望ましいだろう。

ハック思考、あるべき方向へ世界は落下している

パンダ
これはおもしろい考えなので引用してみました。

これは著者の須藤氏とある人の会話である。

出木場「世界は、落下してるんだ」
須藤「??」
「本来あるべき方向に向かって、世界はすごい勢いで落下してるんだ」
「はあ」
「いろんな既得権益を持った人たちが抵抗勢力になって邪魔するんだけど、それは重力に逆らうようなもので、あんまり意味がないんだよ。だって世界が落っこちていくスピードのほうが圧倒的に速いんだから」
「なるほど」
「だからさ、その落下する方向を俺たちは真剣に見定めて先に落下していくべきなんだよ」
「ほう」
「だってどうせ落下していくんだからさ。先に向かったほうが絶対いいんだよ」
「なるほどなるほど」

これは人それぞれ解釈が異なる会話かもしれない。

私が思ったのは、世界は走り出してしまったら止まることはなく、何かを作り上げた人たちがいたとしてももう動き出してしまえば流れに乗るしかなく、そこで抵抗してなんとかコントロールしようとしても無駄、ということ。

ならば、先に落っこちて先回りすることが世の中をうまく立ち回る術なのだろうと感じた。

そこで有効なのが「ハック(Hack)」だ。

「ハック(Hack)」によって転換効率を劇的に上げることで、先回りすることが可能になるはずだ。

固定観念に縛られてしまった上の年代の人たちに退場してもらうには、下の世代が一段抜かし、二段抜かしでその階段を登り、置いてけぼりにするしかない。

上の世代のペースに合わせていては一生その順位は変わらない。

世界をより良くするためには、下の世代がいかに奮闘するかにかかっている。

ただお利口さんのように順序立ててやっていても、これからの時代はおそらく結果は出にくい。

「ハック」によっていつもと違う景色を見るつもりで動かなければ、何も変えることはできないだろう。

格闘家青木真也氏の本に、いつも若者が正しい、という主旨の言葉が書かれていた。

これから時代を加速度的に変えるのは若者だ。

その波に乗り遅れるわけにはいかない。

しっかり準備をして、いのいちばんに落下していこう。

おわりに

「ハック(Hack)」する具体的な方法についてはここでは書かなかったので、本書で確認していただきたい。

最後に一文を引用して締めるとしよう。

智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。

パンダ
これから世の中を住みやすくするのはあなたです。
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【超まとめ】幻冬舎箕輪厚介編集本を厳選して一挙紹介。熱き編集者の思いのつまった言葉たちを堪能せよ。現状打破したい人にオススメ。

2019.05.12