【書評】仕事で人間関係に悩むあなたにオススメの本。『人を動かす デール・カーネギー著』を読んだ感想。

人を動かすを書評するPANDA
 
パンダ
人を動かす……、どうやって?

これは名著であまりにも有名なため知らない人は少ないだろう。自己啓発本として世界的ロングセラーになっている本だ。

タイトルは「人を動かす」となっているが、「人をコントロール」するための本ではない。大事なのは相手に寄り添いこちらから与えることである。

人をコントロールしたいがためにこの本を手にとろうとしている人はやめたほうがいい。あなたがコントロールしようとしていることなど、相手はとっくにお見通しのはずだから。

この本の書評を書こうと思ったきっかけ

「人を動かす」はすでに読了済だったため、いずれ書評を書くつもりでいたが、今書こうと思ったのはこんなツイートを見たから。

使えるものは猫でもPVマフィアでも使うつもりだ(笑)

【書評】『道は開ける デール・カーネギー著』を読んだ感想。人生に絶望し道が閉ざされたと感じているあなたにオススメの本。

2019.02.11

盗人にも五分の理を認める

パンダ
最近、人を非難した? 何回くらい?

死ぬまで他人に恨まれたい方は、人を辛辣に批評してさえおけばよろしい。その批評が当たっていればいるほど、効果はてきめんだ。およそ人を扱う場合には、相手を論理の動物だと思ってはならない。相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、自尊心と虚栄心によって行動するということをよく心得ておかねばならない。(中略)
人を批評したり、非難したり、小言をいったりすることは、どんなばか者でもできる。そして、ばか者にかぎって、それをしたがるものだ。
英国の思想家カーライルによれば、「偉人は、小人物の扱い方によって、その偉大さを示す」

この章では、なんでもかんでも人を非難するのはやめたほうがいい、と書かれている。それがたとえ盗人であっても、だ。人を非難せずに理解しようと努めることが、その後のことも考えれば得策、ということだ。

カーライルの言葉にあるように、弱い者を弱いからといって責める強者は、弱い者以上に心が貧弱なのだ。

人を非難している自分に気づいたら、まずは口をつぐむことだ。そうやって自分の悪習慣を直していこう。

議論をさける

パンダ
オイラも議論は嫌い。変なヤツ相手にするとめんどくさいから。

議論は、ほとんど例外なく双方に自説をますます正しいと確信させて終るものだ。議論に勝つことは不可能だ。もし負ければ負けたのだし、たとえ勝ったとしても、やはり負けているのだ。なぜかといえば、仮に相手を徹底的にやっつけたとして、その結果はどうなる? やっつけたほうは大いに気をよくするだろうが、やっつけられたほうは劣等感を持ち、自尊心を傷つけられ、憤慨するだろう。
「議論に負けても、その人の意見は変わらない」

この言葉は議論の核心をついている。議論をしたことがある人はわかると思うが、自分も相手も自分自身が正しいと思って話をしているのだ。持論を相手に認めさせてやろう、と。そんな状態で議論したところで、相手を納得させることができるわけはないのだ。自分が納得しないのと同じなのだから。

まずは、無駄な議論になりそうなときは、こちらは口をつぐむこと。それだけで不毛な議論は避けることができる。

議論に勝つ唯一の方法は、議論をしないことだ。

喜んで協力させる

パンダ
オイラは好きな人には協力するけど、嫌いなやつには協力したくないな。

人に協力してもらいたい場合は以下の事項を考えてみるべきだ。

一、誠実であれ。守れない約束はするな。自分の利益は忘れ、相手の利益だけを考えよ。
二、相手に期待する協力は何か。明確に把握せよ。
三、相手の身になれ。相手の真の望みは何か?
四、あなたに協力すれば相手にどんな利益があるか?
五、望みどおりの利益を相手に与えよ。
六、人にものをたのむ場合、そのたのみが相手の利益になると気づくように話せ。

簡単なことが書かれていると思うかもしれないが、これを実践できる人はほんの数%だろう。

誠実であること、守れない約束はしない、当たり前のことだができていると断言できる人はどのくらいいるのだろうか。

おわりに

全体的にいえることは、人を動かすためにはその人の人格や人柄が大いに影響すると思う。どんなに正しいことをいっていても、その人柄に問題があり、周囲から避けられるような存在であった場合、その意見は通りにくいだろう。逆に、いっていることは少し的外れだが、人柄に強い魅力がある場合、その人を助けてあげよう協力してあげようという気持ちが湧くのが人間というものだ。杓子定規的にははかれない人間の心情というものをどれだけ大事にできるかが、人を動かすことにつながるのだろう。

本書の中にも書かれているが、この本は小手先の社交術を説いているのではなく、新しい人生のあり方を述べている。すべての項目を熟読して、人を動かすために自分自身ができることは何なのかを、しっかりとゆっくりと考えてみてほしい。

最後に気になった一文を引用しておわりにしよう。

人を変えようとして、相手の心のなかにかくされた宝物の存在に気づかせることができたら、単にその人を変えるだけではなく、別人を誕生させることすらできるのである。

パンダ
さあ、明日から部下をコントロールしてやるぜ(全然わかってない)。
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