
この本も「ブロガーの人(@blogger_no_hito)」の企画に当選した人の選んだ本だ。
当選者は「タカシタマミ氏(@t_mami134)」で、本川上徹也著の「キャッチコピー力の基本」である。
この企画についてのツイートを紹介しておこう。
【一味違うプレゼント企画やで】
これはフォロワー参加型企画やで。
君が欲しい本を買ってあげるやで。
このツイートをRTしてコメント欄に以下を書くやで。
①本のタイトル
②なぜ読みたいか?
③読んだ後どうするか?この3つを書くやで。
選考基準はピンとくるかやで。
知らんけど。 pic.twitter.com/ZAVe2sRiar
— ブロガーの人 (@blogger_no_hito) 2018年9月22日
ほな、ここで当選者を発表するやで。
1人目:@chimico_a
理由:読みたい本を記事にして提案した
2人目:@megumincoach
理由:名著から学びブログに活かそうとする視点
3人目:@t_mami134
理由:提案が一番綺麗やった
4人目:@asaoka_daiki
理由:ワイが持ってた本やった
— ブロガーの人 (@blogger_no_hito) 2018年9月24日
では、書評をはじめる。
以下はこの本を読んだ私の全体的な感想である。
売れない原因は「キャッチコピー力」が足らないから

まず、「はじめに」から著者の言葉を紹介しよう。こんな経験をした人にオススメの本である。
・いい商品のはずなのに、なぜか売れない。
・徹夜して仕上げた企画書なのに、タイトルだけ見て、中身を読んでもらえなかった。
・自分が書いたメルマガやブログの記事に、まったく反応がない。
・上司や得意先から「結局、何が言いたいの?」とよく言われる。
・会議で発言しても、そのままスルーされてしまう。これらは、すべて「キャッチコピー力」足りないせいです。
思い当たるフシがある人は、続けて以下を読んでもらいたい。
キャッチコピーで大事なのは自分に関係があると思ってもらうこと

「自分に関係がある」と思わなければ、人の心は動きません。キャッチコピー力の基本は、すべてそこにあります。いかに「自分に関係がある」と思ってもらえるように書くかが一番大切です。
じゃあ、どんな例があるのかと思った人のために実例を紹介している。
普通→「仕事の整理術」
見本→「気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ」
わかりやすい例ではないだろうか。
少し話はそれるが、あなたの机の上はぐちゃぐちゃになっていないだろうか。机が整理されていないということは頭の中も整理されていないということ。そうなると良いキャッチコピーなど出てこないはず。しっかり身の回りを整理して、脳の中を整理して、良いキャッチコピーを考えよう。
人によっては散らかっているほうがひらめくという人も存在するが……。
脅して言い切るキャッチコピー

人間は脅されると、反発しながらも気になります。そんな心理を利用して、「脅して言い切る」という手法があります。健康、コンプレックス、お金、災害、老後、経済など、多くの人間が不安に思っている事柄であるほど、効果は高くなります。
脅すという手法は、私はあまり好きではない。が、効果は抜群である。人は常に何かに不安を感じているもので、そこにピンポイントに刺さる言葉があれば人は自然と興味を持つものだ。
私が思うに、手法は様々だが「言い切る」ということが何事においても大事だと思っている。仕事でも、遠回しに物事を言い、一体何を言いたいのかわからない人、というのは実は多い。そういう人はだいたい結論から物を言えないのだ。
最初に結論を言い切り、そこから肉付けをしていくという流れが相手に伝わりやすいはずだ。
脅す例を見てみよう。
・体温が一度下がると免疫力は30%低下する。
・体温が低いとガン細胞が元気になる。
・筋肉は使わないとどんどん減っていく。
・ストレスを受けると細胞もダメージを受ける。
効果的に脅す、ということが大事だろう。その脅しにより読者が得をするのであれば、それは最終的に脅しだとは思われなくなる。
おわりに
最後に、「おわりに」から著者の想いを紹介して締めるとしよう。
本書では77もの様々なテクニックを惜しげもなく公開している。キャッチコピー力をつけたい人には必読の書である。
ネット社会になり、ビジネスで文章を書く機会が飛躍的に増えたことで、事態は一変しました。ビジネスの現場では、1行でその成否が決まってしまうことも珍しくありません。今や、「キャッチコピー力」は、普通のビジネスパーソンにこそ、一番必要なスキルになったのです。
