
この本のプロローグにこんなことが書かれている。
あなたの会社内で、使えない上司っていませんか。
朝、定時に出社して、ほとんど何も生産的なことはせず、会社に1円の利益をもたらすどころか、逆にマイナス4万円くらいの損失を出している、会社のお荷物になっているおじさん連中のことです。失礼な言い方かもしれませんが、彼らには使えないという言葉がピッタリです。
あなたも彼らのようになりたいですか?
ないたいです、なんて人はいないだろう。
では本書の内容を見ていこう。
あなたは人生をあきらめていませんか?


一流大学に行けなかったからといって、卑屈になる必要はありません。大学に行った・行かなかったというのは、人生のプロセスの1つに過ぎません。子供の頃にやった人生ゲームと同じで、最終的に笑ってあがることを目標にするのです。そのためには、毎日少しずつでいいので勉強を続けることが大切です。
もし、あなたが今35歳だとしたら、人生80年としても、人生のまだ半分にも到達していません。「大学に行けなかったから」「家庭が金銭的に恵まれなかったから」というような口実を見つけて、人生をあきらめていませんか?
あきらめるなど必要ないことだ。ただ盲目的に目標に向かっていくだけでいい。他の余計なことを考えることなど人生にとって無駄であり、ゴミである。
自分のやりたいことにただ邁進すればいい。
あきらめるなんていったら、こういわれるはず。
完成度が高い安西先生#C94#C94コスプレ pic.twitter.com/m4HGfyoeA9
— お隣のシロ (@otonarinosiro) 2018年8月12日
あ、まちがえた。なんだこりゃ。
諦めたら、そこで試合終了ですよ!
by安西先生 pic.twitter.com/k3O9qaey80— ☆スラムダンク☆感動の名言☆ (@slamdunk_kandou) 2018年8月17日
どうしたら勉強の習慣が身に付くのか?

ここがこの本の幹の部分である。
1日5時間1週間だけ勉強するよりも、毎日30分の勉強を5年間続ける方が何十倍も効果的です。習慣化すれば何の苦にもなりません。5時間イヤイヤ勉強すれば、勉強が嫌いになるのは当たり前です。(中略)
習慣付けるということは、無意識(潜在意識)に行動パターンを刷り込むということに他なりません。習慣を変えるのは、最初はしんどい作業です。しかし、これ以外に現状を変える方法はありません。
テストのために徹夜で勉強をがんばった、というのは長続きしない努力である。その効果はほんのいっときしか出ない。その効果を長く発揮するには、長く続け、それを習慣化してしまうことだ。
あなたには何かやりたいことがあるだろうか。いや、あるはずだ。それを探し、少しずつでもいいから毎日続けるということを実践してみることだ。そうすれば何かがかわるはずだ。
「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのなら、それはまだ努力とは呼べない」王貞治(元プロ野球選手・監督/通算本塁打数868本) pic.twitter.com/niC2EkXwqF
— スポーツ名言あれこれ (@athletes_quote) 2018年8月16日
なぜ自己投資が必要か?


私たちは数年前の過去の蓄積で、現在の収入を得ているということです。大学での成績・研究成果という過去の蓄積で就職先を得て、仕事での実績という過去の蓄積で新しいポジションを得たり、年収アップをしています。
すなわち、今、自己投資をしなければ、5年先、10年先にあなたがある程度の収入を確保できる保証はないということです。現在、新しい知識を蓄積することが、5年先、10年先に初めて自己投資のリターンとして表れるからです。
ここで重要なのは、自己投資をしたから必ず結果がついてくるわけではない、ということ。これは経験上いえることだが、自己投資には量と質が必要である。量だけでもダメ。質だけでもダメ。どのようなバランスをとるべきかは、自分の目標にあわせて調整していくしかない。
あとは根気強く続けること、量と質はもちろん大事だが、量と質のバランスが不安定でも、継続さえしていればかならず何かしらの結果は出る。これは断言できる。ひたすら続けるのだ。それが現状を打破する唯一の方法かもしれない。
おわりに
さて、実際に「1日30分」を続けるとどのくらいの時間になるか見てみよう。
「1日30分」の勉強を続けると、年間300日で150時間、5年で750時間、10年で1500時間の勉強量になります。
チリも積もれば、この言葉に尽きる。
さあ、5年後、10年後の自分を変えたい人は今すぐ行動しよう。
本書にはこのほかに、勉強に役立つツールの紹介なども掲載されている。勉強がなかなか習慣化できない人は一度チェックを。