【書評】『日本再興戦略 落合陽一著』を読んだ感想。人口減少と少子高齢化は日本にとって大チャンス。メディアアーティストが唱えるこれからの日本の未来。

日本再興戦略を書評するPANDA
 
パンダ
落合陽一の頭の中って普通の人にはわからない何かがあるよね。

今回は落合陽一氏の本を紹介する。

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落合陽一の3つの再興戦略

これからの日本再興のために大切なのは、各分野の戦略をひとつずつ変えるのではなく、全体でパッケージとして変えていくことです。そのために、僕は個人として今、この国の社会に、そして世界に貢献するために、3つの戦略を持っています。
ひとつ目は、経営者として社会に対してより良い企業経営をすることです。(中略)
ふたつ目は、メディアアーティストとしての活動です。(中略)
みっつ目は、大学での活動です。(中略)

落合陽一って何してる人? と聞かれた場合、メディアアーティストと答えるのが一番しっくり来ると思うが、会社を経営していたり、大学にいたり、それ以外にもテレビに出ていたり、この本のように書籍を出したり、ツイッターを見ると実に多くのことに携わっている人で、いくつもの顔を持っている。

睡眠時間を削って活動していて、徹夜することもしょっちゅうだそうだs。

ツイッターでこんなこと言っているので、おそらく人間じゃない。

中流マスメディアの罪

クリエイションを中心に考えるカースト、とりわけ士農工商は相性がとてもいい。それなのに、今の日本にはそういった、社会への貢献という考え方の伝統がなくなってしまいました。それは、大学生の間で、メガバンクや商社や広告代理店などの「商」ばかりが人気という点にあらわれています。
なぜ日本はこうなってしまったのでしょうか。僕は、マスメディアがカーストを破壊したのだと思っています。とくに罪深いのは、トレンディードラマや拝金主義です。何が言いたいかというと、マスメディアによる価値観の統一やトレンディードラマによる人生のサンプルの流布のせいで、日本人が目指す人生像がとても画一的な凝り固まったものになってしまいました。

要は幸せは多様性があるべきなのに、幸せとはこういうものですよとマスメディアが定義してしまったことが問題だと言っている。

大金をかけて結婚式をする、婚約指輪は給料3か月分、家買って、子どもがいて、他にもたくさんあると思いますが、これらは作られた幸せなのだ。

自分で考えて自分で選んでいるように見えて、実はすべて刷り込まれたイメージというのが事実なのだろう。

サブリミナル効果というものがあるが、毎日毎日テレビで「作られた幸せのイメージ」を目にしていればいつのまにかそれが自分自身が思いついたことのように人間は行動してしまうのかもしれない。

落合氏は、こういった特別なストーリーへの憧れを排除しないと日本人はいつまで経っても幸せになれないと断言している。

人口減少・高齢化がチャンスである3つの理由

パンダ
人口減少がチャンスになるの?

人口減少と少子高齢化はこれからの日本にとって大チャンスなのです。その理由は3つあります。
ひとつ目は自由化、省人化に対する「打ち壊し運動」が起きないことです。人が減って、かつ、高齢化で働ける人が減るので、仕事を機械化してもネガティブな圧力がかかりにくい。
ふたつ目は、「輸出戦略」です。日本は、人口減少・高齢化が早く進む分、高齢化社会に向けた新しい実験をやりやすい立場にあります。これから中国を筆頭に世界中が高齢化します。もし日本が、人口減少と少子高齢化へのソリューションを生み出すことができれば、それは〝最強の輸出戦略〟になるのです。
みっつ目は、「教育投資」です。これからの日本は、人材の教育コストを多くかけることができる国になります。日本は人口が減少しているので、相対的に大人の数が多くなり、子どもの数が少なくなります。すると、「子どもは少なくて貴重なのだから大切にしよう」ということになります。社会全体として、子どもに投資しても、不平が出にくくなります。

打ち壊し運動 江戸時代の民衆運動の形態のうち、価格の吊り上げなどに対し、当該機関人物に関して不正を働いたとみなされた者の家屋などを破壊する行為。

人口減少と少子高齢化に対してはほとんどの人がネガティブなイメージを持っていたと思う。

しかし落合氏はこれこそチャンスと言っている。

たしかに3つともそう言われればという内容になっている。

日本だけでなく世界が高齢化に向かうことは確実だから、先に高齢化する日本がうまく乗り切ったら、世界の手本になるだけでなくそのノウハウを売ることもできるかもしれない。

こう見ると悲観的になる必要はまったくないと言える。

おわりに

「手を動かせ。モノを作れ。批評家になるな。ポジションを取った後に批評しろ」
僕は研究室の学生によくそう言っています。悩んでばかりでは意味がない。とにかくまずやってみる。その繰り返しの末にオリジナリティが生まれ、世の中を変えることができる。それが僕の伝えたいメッセージです。

このメッセージにこの本で落合氏が伝えたいことのエッセンスがつまっている。

この本には他にも落合氏のアイデアが書かれている。

それと同じくらい現状の日本について嘆いている。

落合氏は睡眠不足でありながら日々活動していますが、落合氏の考えることをすべて実現するにはおそらく落合氏ひとりでは足らない。

もっと技術が進歩したら、落合さんのクローンをたくさん作るか、落合氏の頭脳を移植したAIをたくさん作るかしかないだろう。

それができれば一般人はとても楽な生活を送ることができるようになるかもしれない。

パンダ
ニッポンよ、落合陽一を量産せよ(笑)
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