【書評】最凶の自己啓発本はこれ。『悪魔を出し抜け!ナポレオン・ヒル著』を読んだ感想。深淵なる悪魔との対話に耳を傾けよ。

悪魔を出し抜けを書評するPANDA
 
パンダ
そこのきみ、自己啓発書を何冊も読んでない?

自己啓発書は星の数ほどたくさんある。

何か答えが欲しくて自己啓発書を何冊も読んでいないだろうか?

でもなかなか欲しい答えが見つからないのが現実だ。

そんなときは、この本を読むしかない。

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悪魔を出し抜けは、親族の反対で70余年封印されていた

この本は「思考は現実化する」でおなじみのナポレオン・ヒル氏が書いた本だ。

しかしこの本は1938年にナポレオン・ヒルが書き上げたにも関わらず長きのあいだ出版されていなかった。

1938年に、ナポレオン・ヒルその人が自分でタイプライターを打って書いたその原稿は、その後72年もの間、親族の意向により隠され続けてきた。それはどうしてか? 世間の反応が恐かったのだ。悪魔の手は私たちの日常のいたるところに伸びている。教会でも、学校でも、政治の世界でも。博士はそのことを白日のもとにさらそうとした。しかし、その博士の勇気ある行為は、当時の社会の中核を担っていた人々を恐怖に陥れたのだ。

この本は一風変わった構成になっている。

ナポレオン・ヒルと悪魔との対話形式で書かれているのだ。

形式と書いたが、ナポレオン・ヒルは本当に悪魔の声を聞いたと信じているため、その真偽は本書を読んでご自分で判断してほしい。

パンダ
悪魔? 悪魔なんているわけないよ

そう思うのも無理はないが、あなたがこの本を読み終わったとき、悪魔の存在を信じているあなたがそこに存在することになるだろう。

さあ、悪魔との対話をはじめよう。

悪魔の正体

ヒル:私は悪魔の考えを読み取ることのできる秘密の暗号を手に入れた。これから簡単な質問をいくつかするので、それに対し明白かつ誠実に答えるように。悪魔よ、用意はいいかね?
悪魔:用意はできている。しかし、私に話しかける際にはもっと敬意を払うように。この対話の間、私のことは「陛下」と呼ぶのだ。
ヒル:なぜ、おまえのことを王のごとく扱わねばならないのか?
悪魔:私の支配はおまえたち人類の98パーセントに及んでいる。王に匹敵すると見なされて当然ではないかね?

パンダ
陛下? なんかえらそう。

このような感じで対話が進行していく。

まだ信じられないだろう。

どんどん見ていこう。

ヒル:では、まず住んでいる場所から。その次は、あなたがどういう姿かたちをしているのか説明してもらいたい。
悪魔:姿かたち? まったく、人間はこれだから困る。私には姿かたちなどない。おまえたちのように邪魔者を身にまとっていては闘いに不利だ。私は否定的なエネルギーからできていて、私を恐れる者の意識の中に住んでいる。また私は、物質を構成するすべての原子の半分と、あらゆる精神的・物理的エネルギーの半分を支配している。すべての原子は二つのグループに分けられるが、その否定的な方が私だと言えば、少しは理解しやすくなるのではないか
ヒル:しかし、あなたが支配しているのが物質とエネルギーのうち半分だけだとしたら、あとの半分は誰が支配しているのでしょう?
悪魔:あとの半分は私の対抗勢力が支配している。
ヒル:対抗勢力? それは何のことですか?
悪魔:対抗勢力とは、おまえたち人間が神と呼んでいるものだ。
ヒル:つまり、あなたと神で宇宙を二分しているということですか? それがあなたの主張でしょうか?
悪魔:これは主張などではない。それは事実なのだ。この対話が終わる頃には、おまえも私の言っていることがなぜ正しいのか理解するだろう。また、それが正しくなければならない理由も理解するだろう。もしそうでなければ、世界はいまのような世界ではなく、おまえのような人間も存在していなかったはずだ。決して私は二枚に割れた舌と尖った尾を持った化け物などではないのだ。

悪魔の主張がわかっただろうか?

マイナスのエネルギーが悪魔、プラスのエネルギーが神、そして98%は悪魔が支配している、と。

この対話はおそらく、ナポレオン・ヒル博士の頭の中で行われているのだと思う。

このやりとりを書いておかないと、デスノートのリュークみたいのが急に部屋に現れたみたいな想像をしてしまうだろう(笑)

パンダ
98%って。ほとんど悪魔に支配されてるってことじゃん。

流される人間の脳には悪魔が入り込む

ここでは「流される」習慣について悪魔が解説している。

悪魔:自分の頭で考える人間は決して流されたりはしない。一方、自分の頭ではほとんど、あるいはまったく考えない人間は「流される」人間だ。「流される」人間は、まわりの状況に影響を受けコントロールされても、それに抵抗しない。自分で考えるのが面倒で、むしろ悪魔が自分の意識を支配し、自分の代わりに考えることを歓迎する。人生に何が起ころうとそれに甘んじ、反抗したり反撃したりすることもない。人生に何を望めばいいのかわからず、ただぼんやり日々を過ごすだけ。あれこれ意見は言うが、どれも自分で考えたものではない。そのほとんどは私が吹き込んだものだ。「流される」人間は精神的な怠け者で頭を使うことをほとんどしない。だからこそ、私は彼らの思考をコントロールし、その意識に私の考えを植え付けることができるのだ。

パンダ
自分自身のことを言われているような気にならなかった?

この「流される」という表現は本書の中で何度も出てくる言葉だ。

「流される人間」か、「流されない人間」か、そのどちらなのかが重要だ。

自分の頭で考えず流されている人は、そのうち悪魔がお迎えに行くだろう。

肝心なのはあなたが流される人間にならないようにするのではなく、あなたはすでに流される人間だからそこからどう抜け出すかを考えることだ。

なぜなら、98%は流される人なのだから。

高確率であなたも流される人間だ。

パンダ
すーい、すい、と。

子を持つ親が絶対読むべき項目

以下は子どもを持つ方は絶対に読んでほしい点だ。

ヒル:子供は自分を生んで育ててくれた親に対し何らかの義務があるのではないでしょうか?
悪魔:そんな義務はまったくない。むしろその逆だ。親は子供に対して、自分の持っている知識をすべて与えるという義務を負っている。さらに言えば、子供を助けるどころか、反対にダメにしている親が多すぎる。彼らは義務という言葉の意味をはき違え、子供たちを甘やかしてばかりいる。本当は、子供たちが自力で知識を得るよう仕向けなくてはならないのだ。

あなたは子どもとどのように接しているだろうか?

悪魔に怒られるようなことをしていないだろうか?

子供の自立を促す、ということが大事なのだ。

いちばんいけないのが、子供ができることを親がやってしまうことだ。

子供が自分で靴を履こうとしているのに時間がないからと言って無理やり履かせてしまう、や、

子供がおもちゃでどう遊ぼうか考えているのに普通の遊び方を教えてしまう、など。

こういった親の行動は子どもを信じていないからしてしまう行動なのだ。

まずは子供を信じること、そして信じたら見守ること、これが大事である。

悪魔が語る人間の義務とは?

ここがこの本の重要なポイント、という点をご紹介しよう。

悪魔:「義務」という言葉ほど、むやみに、しかも間違って使われている言葉はない。どんな人間も、まず初めに義務を負うべきは自分自身なのだ。すべての人間は、幸福で充実した人生を自分に与えるという義務がある。それを達成し、もはや自分の願望の実現のためには時間もエネルギーもそれほど必要なくなったという人間だけが、他人を助けるという義務を負うことになる。

悪魔が語ったとは思えないほどやさしい言葉である。

悪魔がこう語るのはこれが事実だから。

あなたはもっとあなた自身を優先すべきなのだ。

悪魔の言い方を変えれば、自分さえも幸福にできない人間が他人を幸せになどできない、ということである。

あなたは何を優先して、いまこの人生を生きているだろうか?

悪魔を出し抜け、まとめ

この本では、流されること、習慣の重要性、教育現場の問題、配偶者との関係、など多くのことが悪魔の口から語られている。

ここまで読んでもおそらく「悪魔なんかいるわけない」と思う方も多いだろう。

それも仕方ない。

だが、そんなあなたもこの本を最後まで読んだなら、「もしかしたらナポレポン・ヒルは本当に悪魔にあったのかもしれない」、そう思うはずだ。

これは本書を読んだ人にしかわからないだろう。

多くの自己啓発書を読んで、求める答えがなかったとして、この本の中にあなたの求める答えがある。

パンダ
この本は最凶の自己啓発本だな。
悪魔を出し抜け!

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2018.10.02

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