【書評】心が疲れてリセットが必要なあなたへオススメの本。『求めない 加島祥造著』を読んだ感想。

求めないを書評するPANDA
 
パンダ
求めない? そんなことできるのかな。

今回ご紹介するのは本というか詩集だ。

疲れたあなたの心をすっと癒してくれるだろう。

忙しい現代人にぴったりの本だ。

人間は求める存在

はじめに、著者も人間は求める存在であることはわかっている。

それでも求めないということは大事であると説いている。

尚、著者は残念ながら2015年に92歳でお亡くなりになっている。

誤解しないでほしい。
「求めない」と言ったって、
どうしても人間は「求める存在」なんだ
それはよく承知の上での
「求めない」なんだ

食欲性欲自己保護欲種族保存欲

みんな人間の中にあって
そこから人は求めて動く――それを
否定するんじゃないんだ、いや
肯定するんだ

こういうことだ。

求めるのは当たり前。

それがわかったうえで、じゃあどうやって「求めない」を実践していこうか、というお話。

充分に持っている

求めない――
すると
いまじゅうぶんに持っていると気づく

これはあらゆる自己啓発書などの本に書かれていることだが、何がないではなく、自分が持っているものに意識を向けることが重要だ。

人間の欲望は果てしないもの。

まずは自分が持っているものに意識を向けよう。

クダラヌもの

求めない――
するとちょっとはずかしくなるよ
あんなクダラヌものを求めていたのか、と

ありますよね、欲しいと思って買ったのに、買ってしまったら興味をうしなってしまうこと。

子供のようだけど大人でもしょっちゅうあること。

それで普通。

しかし手に入れてもクダラヌものと思うことがわかった今なら、欲しいという感情を手放すこともできるはず。

目つきが違ってくる

求めない――
すると
君の目つきが違ってくる
すると、ひとも君を
違った目で見るようになるよ

きっと求めなくなったあなたの瞳が輝くようになったからだろう。

求めなければ必要なものが逆に向こうから近づいてくるのかもしれない。

笑っていればいい

求めない――
するとなにを考えてるのだ
とひとは聞く
君はただ笑っていればいい!

求めなくなったあなたのことがまわりの人からは不思議に映るのだろう。

何も変わっていない。

あなたはただにこにこしていればいいんだ。

根のない恐れと虚栄

求めない――
すると
もともと、求める気なんかなかったと知る
そそのかされたから
根のない恐れに駆られたから
虚栄にそそのかされたから求めたんだ、
と知るよ

もともと人は、求める気なんかなかったんだ。

何かにそそのかされて、根のない恐れに駆られたから求めちゃったのだろうか。

何にそそのかされたのだろう。

まわりの大人だろうか。

あらゆるメディアだろうか。

それとも。

求めないと

どうしてそんなに
求めるななんて言うんです?

それはな、求めないと、
気持ちがいいからさ!

あなたもやってみてほしい。

求めないと気持ちが楽になる。

今の世の中、物があふれていて、欲しいという気持ちが散乱している状態。

それを一度忘れよう。

最後に

これは冒頭から引用した言葉だ。

最後にふさわしい言葉なので抜粋した。

あらゆる生物は求めている。
命全体で求めている。
一茎の草でもね。でも、
花を咲かせたあとは静かに
次の変化を待つ。
そんな草花を少しは見習いたいと、
そう思うのです。

あなたの花は咲いたらだろうか?

咲いたなら、あとは静かに次の変化を待とう。

じたばたしても何も変わらない。

そんなときは草花をただ眺めてみてはいかがだろうか?

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