【書評】『生きづらさの正体はアダルトチルドレン。その根本原因を解消し、楽な生き方を手に入れる。梅岡幸子著』を読んだ感想。

生きづらさの正体はアダルトチルドレンを書評するPANDA
 
パンダ
アダルトチルドレンって何でしょう?

今回の書評は、『生きづらさの正体はアダルトチルドレン。その根本原因を解消し、楽な生き方を手に入れる。梅岡幸子著』だ。

大人になったはずなのに、色々と経験したはずなのに、それでも生きづらくなってしまうのはなぜなのか。

それはあなたのなかのアダルトチルドレンが原因である。

本書の中でアダルトチルドレンについてこう書かれている。

アダルトチルドレンとは、「機能不全家庭で育った影響で、成人してからも心の傷やトラウマを抱えている人たち」を指します。

2~3歳頃の親子関係が最も大切

パンダ
小さい頃の親との関係がその後の人生にずっと影響するのですね。

最も大切なのは、人格形成が確立する 2 ~ 3歳頃の親子関係です。「三つ子の魂百まで」とも言うように、この時期の過ごし方で、今後の人生の多くが決まります。

2~3歳に経験したことが、そのまま大人になって影響する、というのはなんと恐ろしいことだろうか。

親の何気ない言動が小さな子どもに与える影響は計り知れないということだ。

自分が子どもに放ったひと言が、アダルトチルドレンを生むとするなら、子どもとの関わり方を見直そうと誰もが思うのではないだろうか。

親から叱られた、褒められない、責められた

パンダ
親から言われたことを何か覚えていますか?

「親から常に(時に子どもの能力以上の)高い基準を設けられ、達成できないと激しく叱られた」
「いくら頑張ってもなかなか親が褒めてくれず、ハードルを上げられる一方だった」
「できないこと、失敗したことを親から執拗に責められた」

ここにあるようなことを経験した子どもは大人になってからアダルトチルドレンになりやすいとのこと。

これを見ると、誰もが経験したことがあるのではないかというほど、当たり前と言えることが書かれている。

その時点で、洗脳されてしまっていると言えるのかもしれない。

親が高い目標を設けるのは当たり前。

親がハードルをあげるのは当たり前。

親が失敗を叱責するのは当たり前。

何か、会社にいるような気持ちになってしまった。会社でも、目標を設けたり、ハードルをあげたり、失敗を叱責されたり、などがあるだろうがこれも当たり前のこととして捉えられている。

この会社的というか社畜的というか、社員をダメにしてしまうパターンのように見える。

会社にとって利益をあげることが大事、それは重々承知だが、社員をダメにしてしまうような会社の存在意義とはどの程度なのだろう。

少なくとも子どもに対しては、存在するだけで肯定してあげる、そういう態度で親は接してほしいと思う。

アダルトチルドレンは甘いものが好き

パンダ
甘い物が好きな人はドキっとしましたね。

アダルトチルドレンの人たちは、チョコレートや菓子パンなど、甘い物をドカ食いしてしまうことがよくあります。大きな原因は愛情不足です。そして、自分自身を親から認めてもらえなかったという承認不足です。

これが一概にすべて愛情不足によるものと断定できるのかどうか、真偽の程はわからないが、自分をコントロールできるか否かという点がポイントなのだと思う。

甘い物に限らず、喫煙の習慣をやめられない人、飲酒の習慣をやめられない人、など何かに依存してしまっている人は親からの愛情不足や承認不足が関係しているのでは、と思うところはある。

要は自分をコントロールできないのだ。つい、煙草に手を伸ばしてしまう、つい、許容量以上にお酒を飲んでしまう、それは自分を抑えることができないということに他ならない。

愛情不足のせいだ、と言い訳して自分を甘やかさないようにしたいものだ。

生きづらさの正体はアダルトチルドレ、おわりに

最後に「あとがき」から引用して締めるとしよう。

その時、あなたはつらかった日々を振り返り、心から思えるはずです。「あの経験があったからこそ今の自分がある。あれはあれでよかったんだ」と。

パンダ
あなたは傷つけられた人。だけど決して悪い人ではありませんよ。