【書評】『15歳から社長になれる。ぼくらの時代の起業入門 家入一真著』を読んだ感想。中学生の子どもを持つ親と中学校の先生にオススメ本。

15歳から社長になれるを書評するPANDA
 
パンダ
15歳に起業なんてできないだろ?

今回の書評は『15歳から社長になれる。ぼくらの時代の起業入門 家入一真著』だ。

「連続起業家」と名乗る家入氏から子どもたちに向けたメッセージが込められた著書である。

この本は以下の人にオススメだ。

”この本をオススメしたい人”
・今、中学生のあなた
・中学生の子どもを持つ親
・中学校の先生

15歳から社長になるには

パンダ
あれこれ考えを巡らせているだけのヤツは一生巡らせてるだけなんだよな。

好きなことや興味のあることについて思いをいろいろと巡らせるのもいい 。でも 「机に向かって緻密な計画を練るよりも 、とにかく始めてしまったほうが気づくことが多い 」ってのが人生の真理だ 。走り出せば 、次に何をすればいいのか 、本当はどうしたいのか 、自分には何が足りないのか … …そんなことが 、自然にどんどん見えてくる 。

子どもにも大人にも言えることがある。それは行動しなければ何も変わらないということだ。綿密な計画を練ることが重要と多くの人が言うが、それは正しいとするなら世の中は成功する計画ばかりということになる。

今の会社ではあれこれ計画を練り、しっかり準備ができてから実行に移す。そのほうが成功確率が高いと思われているからだ。しかし、それで成功するかどうかと言ったら、「No」だとあなたも思うだろう。

計画を練ることばかりに気を取られると、実行することではなく計画を練ることが仕事だと勘違いしてしまうのだ。勘違いさせているのは会社であり、社長である。

絵に描いた餅状態の計画を見て、社長が満足しているようではその会社は長くはないだろう。年初だけやたらと計画を立て、計画を立てるために時間を使い、計画を立てるために労力を使う。それで業績が上がるわけがないのだ。

大人よりも子どものほうがこのあたりは理解が早いかもしれない。とにかく誰よりも早くはじめて、誰よりも早く失敗する、その心がけが将来につながるのだ。

【書評】『ぜんぜん気にしない技術 家入一真森田正康著』を読んだ感想。小さいことを気にしちゃう神経質な人にオススメの本。

2019.01.13

自分が何になりたいかをイメージしておこう

パンダ
子どものときから目標を持っているヤツは、強いよな。

いずれにしても 、この国では 、若者に自分の人生をじっくり考えさせる余裕を与えない 。だからこそ 、時間がたっぷりある中学生くらいのうちから 「自分が何になりたいか 」をイメ ージして 、小さく 、ヒョイっと何かを始めてみられたらいい 。もちろん 、それを途中でやめたっていいし 、変わっていっても全然いい 。イメ ージがどんどん膨らんで 、どんどん本気になれるようなら 、サクッと 「会社 」ってかたちにしちゃうのもアリだ 。

たとえ、どんな無謀な目標だろうとしても、目標を持たなければそれが実現することはない。プロ野球選手になりたいとまったく思っていない子どもが、急にプロ野球選手になることなどあり得ない。

物事は必ず二度作られる。創造することで一度作られ、それを形にしたときが二度目だ。まずはイメージするところからはじめなければならない。

だが、社会に出てしまうと考える時間が奪われる。仕事を覚えるには一日仕事のことを考えている必要がある。競争に打ち勝つにはライバルたちよりも長い時間働く必要がある。

それにより、社会に出てすぐの若者の脳を支配してしまうのだ。

小学生や中学生で目標設定がしっかりできていた人は強い。たとえば、イチロー。たとえば、本田圭佑。彼らは子どものころから将来の自分の姿を創造できていたはずだ。だから今があるのだ。

これは子ども本人だけでは難しいだろう。親や教師などまわりの大人の関わり方が非常に重要だ。無知な大人がいればその子の将来は半分奪われたも同然だ。

的確に子どもを将来に導くことが大人が子どもにできる唯一無二の役割だ。

目標がないあなたは今から目標設定をはじめよう。目標がなければ思ったことや感じていることをすべて紙に書きだしてみよう。自分の心を掘り返せば、必ず何かヒントになる言葉が見つかるはずである。

点と線

パンダ
時間はな、未来から過去に流れているんだ。

野球選手になりたくて毎日必死で素振りをしていたとしても 、野球選手になれるかどうかなんてわからない 。でも 、毎日必死に素振りをしていたときの経験が 、別のかたちで生きてきたりする 。そのときは 「点 」にしか思えなかったものが 、そのうちつながって 「線 」になっていく 。そして 、その 「線 」の延長上に 、それから先 、進むべき 「道 」みたいなものが見えてくる 。そのときそのときの状況を 、とにかく死なずに懸命に生き続ければ 、おのずと意味はついてくる 。

子どものうちはまず「点」をたくさんつくることが大事だと思う。最初から「線」を引こうとしてもどの方向に引いていいかわからなくなるはずだ。

最初は意味のないつながりと思えた「点」が、あるとき複数の「線」だったことに気づくのだ。それにはひとつひとつの「点」を濃く人生に打ち込むことだ。中途半端な「点」は自分はおろか誰にも見えない。

しっかりと人生の足跡を残すため、濃く「点」を打ち込もう。

自己啓発本に書かれていることで、時間は過去から未来ではなく未来から過去に流れている、という表現がある。

これは未来に立ったとき、はじめて過去の「点」が「線」になることを理解できるからだ。新たな場所に立ったことにより、様々なものが別の意味を持つのだ。

今は自分の中の声に耳を澄ませて、それに従えばいい。それはいつしか必ず「線」となりあなたの人生を形成することになるのだから。

15歳から社長になれる、おわりに

最後に、著者から保護者に向けたメッセージを引用して締めるとしよう。他にも教育者へのメッセージもあるので気になる人は本書を手に取ってほしい。

保護者の方には 、そうやって子どもが自分の想像もつかない方法や場所でチャレンジするのを見守ってもらいたいし 、もし失敗して帰ってきたら 、そのときは 「おかえり 」って言ってあげてもらいたいなと思います 。信じてあげてほしい 。最後に戻ってこられる居場所が誰にだってあるべきだと僕は思っています 。そしてそれは多くの場合 、家庭だと僕は思っているし 、そうであってほしいと願っています 。

パンダ
おかえり。オマエよくがんばったよ。